特集 2015/7/27(月)
世界のおやつ from London/五月ギャンブル

甘酸っぱくてさわやかな「ルバーブ・クランブル」は、イギリスの夏の風物詩

イギリスでは夏になると、どこでも見かけることができるルバーブのスイーツ。日本でも最近では、大手スーパーなどでも見かけるようになってきました。そんなルバーブを、イギリス流においしく食べるレシピをご紹介します!

イギリスに住み始めてまだ間もないころ、週末に開かれる近所のマーケットで初めてルバーブと出合いました。そのときは、何の疑いもなく大きなふきだと早とちりしていた私。外国の野菜は、きゅうりにしても、なすにしても、とにかく大きいので……。ともかく嬉々としながら家路に着き、この大きなふきを醤油とみりんとだし汁で煮て、口に入れた時の私の顔を皆さんにお見せできないのが非常に残念です……。

そもそもルバーブは、食物繊維が豊富なので肉食中心の食生活のイギリスでは欠かせない健康食なんだそう。5月~7月位にかけてがシーズンなので、夏になるとパブなどのデザートメニューにもルバーブを使ったデザートが登場します。お値段は、だいたい5~6ポンド。
 
今回は前回のリベンジも兼ねて、旬のルバーブをイギリス流に調理してみました!

ぶつ切りにしたルバーブと砂糖を鍋に入れて蓋をし、弱火でコトコトと煮ること約20分。とにかくものすごく酸っぱいので、大量の砂糖で煮ることが必須です。

クタクタになるまで煮たら、ボウルなどに移して粗熱を取ります。ほら、やっぱりちょっとふきっぽくないですか?(笑)
 
ギャンブル家ではこの状態でクレーム・フレッシュやヨーグルトに混ぜて、冷たいデザートとして食したりします。お味はと言うと甘酸っぱくて、繊維質で何とも不思議な食感。さっぱりとしていているので、夏のデザートにはぴったりです。

でもやはりルバーブ・スイーツの王道は「ルバーブ・クランブル」。小麦粉とバターと砂糖を練った生地を、甘く煮たルバーブの上に乗せてオーブンでこんがりと焼きあげます。そして食べるときは、お約束のカスタードか生クリームをどっぷりとかけるのがイギリス流。酸っぱさが緩和されて食べやすくなる訳なんですが、こんなに砂糖やらクリームやらを加えても「ルバーブはヘルシー」と言えるのか否かは疑問……。
 
最近は、日本でも八百屋や大手スーパーでも見かけるようになったルバーブ。ファイバーとビタミンKが豊富なこの食材でを使って、夏バテ防止にイギリス流ヘルシー・デザートを作ってみてはいかがでしょうか?

  • 五月ギャンブル●Satski Gamble。ニューヨークのマグノリア・ベーカリーでケーキ・デコレーターとして修業する傍ら、ロック・バンドのメンバーとしても活動。ロンドンのレ コード会社と契約後、渡英。著書に『ニューヨーク仕込みのカップケーキとデコレーション』。
    http://satskigamble.com/

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