特集 2016/6/27(月)
世界のおやつ from Ecuador/あんり

エクアドルのNo.1激甘スイーツ「イゴコンケソ」

南米人は甘い食べ物が大好き。食事の後にはかならずデザートを食べるし、おやつだって欠かさない。お味はどれもかなり甘く、文字通り“スイーツ”です。さて、そんな南米エクアドル。この国でNo.1の激甘スイーツとは、いったいどんな食べ物なんでしょう?

激甘スイーツを求めてやってきたのが、エクアドル料理のお店、「Lo Nuestro(ロ・ヌエストロ)」。新市街地の中心に位置しています。

エクアドルの昔のニュース記事が壁に飾ってあったりと、歴史が感じられる店内。

地元民には少しハイプライスですが、エクアドル料理を求める海外からの観光客に人気です。
 
さて、早速お目当ての激甘スイーツをオーダーしました。「Higos con queso(イゴス・コン・ケソ)」です。「higp(イゴ)=いちじく」、「queso(ケソ)=チーズ」の意味です。

こちらがエクアドルのNo.1激甘スイーツ「イゴコンケソ」(6.71ドル)。かなりのボリュームです。

材料は丸ごとのいちじく10個、重層ひとつまみ、黒糖250g、クローブ4個(香りづけ)、水適量、フレッシュチーズお好みの量、水適量。作り方は、まず、生のいちじくに十字に切れ目をいれて、水1カップ+重層で1時間コトコト。火からおろしてイチジクを洗い、水に一晩つけておきます。翌日、いちじくをつけていた水に黒糖とクローブを加えて1時間煮てシロップに。そしていちじくとシロップを合わせて30分煮ると、出来上がり。

いちじくは黒糖シロップをたっぷりとまとい、ライトブラウン色に染まります。一片かじるだけで、頬が落ちそうなぐらいの甘さ。フレッシュチーズが甘さを少し緩和してくれますが、私はとても完食できず……エクアドル人はみんな大好物で、ペロッと食べてしまうから驚きです。触感はいちじくの種のザラザラ感とチーズのキュッキュとした感じが合わさって、不思議なハーモニー。
 
エクアドルに来たら、是非この激甘体験、してみてくださいね! いちじくを他のフルーツに変えてご家庭でも作ってみてください(砂糖は減量がおすすめです)。
 
¡Buen provecho(ブエン・プロベチョ、お召し上がれ)!

  • あんり●北海道で生まれ育ち、学生時代にアメリカ・スペインに留学。 大学卒業後に日系企業に就職するも、やりたいことxできることを叶えるために3年で退職。身に着けた語学と海外経験を活かし、日本と南米の懸け橋になりたいと、南米エクアドルにきてもう早いもので3年が経過。現地旅行会社(http://www.surtrek.jp/)でガイドとしてマチュピチュ・ウユニ塩湖への添乗を経て、現在はフリーの通訳として活動中。南米を多くの日本人に知ってもらいたいと、ブログも執筆する(http://ameblo.jp/quito-anri/)。

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