特集 2013/3/11(月)
新連載! 世界のおやつ from San Francisco/Sun and Stars

アメリカ全土に進出間近! 「La Boulange」のパン&スイーツ

甘ったるくて重すぎる、とアメリカのスイーツの評判は決してよくありません。でも、FOODIE(食べ物にこだわりのある人たち)の多いカリフォルニア、なかでも環境や健康に関心の高い人の集まるサンフランシスコエリアでは、スイーツのレベルもなかなかのもの。そのなかから、地元で口コミ評判の高いローカルスイーツを紹介します。

「La Boulange」といえば、サンフランシスコ市内およびその周辺に20店舗ほどをかかえる地元密着型のパン屋さん。カフェも併設されていて、サンドイッチやキッシュなどのメニューもずらり。

ちなみにアメリカのサンドイッチは、日本で一般的な白いトーストに卵やハムなどをはさんだ小っちゃな英国風ティーサンドイッチとはまったくイメージが違います。
 
ターキーやチキン、ツナやサーモン、ハムやステーキなどのメインに、いろいろな種類のチーズや野菜などを組み合わせたメニューから具を選び、バゲットや全粒粉(Whole Wheat)、ミックス穀物(Multi-Grain)などからパンを選んで注文するのが普通。サンドイッチといってもボリュームたっぷりで、男性でもお腹いっぱい。私などは半分残して持って帰ることもしょっちゅうです。
 
さて「La Boulange」は、ブランチやランチにサンドイッチを食べに行くお店としてもポピュラーですが、実はスイーツのファンも多いのです。今回は、なかでもおすすめめと言われているタルトとはやりのマカロンにトライ。

タルトといえば、アメリカでなくても重いイメージがありますが、このチョコレートガナッシュは、まずその軽さにびっくり! 風味は十分なのですが、口当たりがとてもなめらかで口の中ですっと溶けていく感じ。外側の生地もチョコレートとうまく交わって、食後のデザートというのに、あっという間に食べられてしまいました。(チョコレートガナッシュタルトはひと切れ3.5ドル、ホールで21ドル)

マカロンは、グリーンのピスタチオとピンクのラズベリーをチョイス。ピスタチオはとても繊細な風味で、いくつでも食べられそう。ラズベリーは酸味が抑えめで、ベリー好きにはたまらない! 創業者でもあるシェフはパリで修行していたとだけあって、どれもとても上品な味わい。専用のギフトボックスも色とりどりでおしゃれです。(マカロンは各1.5ドル)

実は「La Boulange」は、昨年スターバックスに買収されたばかり。値段の割にあまりおいしいとはいえなかったスターバックスのフードメニューを刷新するべく選ばれた期待の星なのです。「La Boulange」のメニューがお目見えするのは、今のところサンフランシスコエリアのスターバックスのみですが、今後およそ5年間でアメリカ全土に広がる予定。そのうち200-400の店舗には「La Boulange」のお店も併設されるようになるというのだから、一気に全国区に進出、というわけです。
 
今回訪れたのは、サンフランシスコから車で15分ぐらいの郊外にあるBurlingameという町のショップ。リッチ層の住むダウンタウンエリアで、週末はいつもブランチの家族連れでにぎわっています。リラックスしたムードが漂うローカルのためのパン屋さんこそ、サンフランシスコらしさが味わえるのではないでしょうか。

  • Sun and Stars●旅行誌の編集やネット広告ビジネスを経て渡米。シリコンバレーにてバイリンガル子育てを実践しながら、日本の子供向けの英語教育ビジネスを起業したばかり。日本育ちの母親には新鮮なできごとばかりのアメリカの教育についてBlogでレポート中。
    http://raisingmydaughterinusa.wordpress.com/

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