特集 2016/5/23(月)

プリンスのお抱えシェフが明かす、生前の食生活

アメリカ・ミネソタ州の自宅で2016年4月21日午前10時頃、57歳で亡くなった音楽界のレジェンド、ロック歌手プリンス。死因は公表されていないが、直前の数か月にプリンスが好んだ料理を通して、何らかの手がかりが見えてきそう。 

プリンスの死後から早1ヶ月。死因はドラッグだ、とする噂もあるが、いまだ調査中だ。そんななか、この3年間、毎日プリンスの食事を作っていたお抱えシェフ、レイ・ロバーツさんは、そんなことはありえないという。ロバーツさんが、プリンスの食生活の変化について、4月21日までの経緯を語ってくれた。

シェフによると、彼はよくスープとサラダを楽しみ、ローストしたビーツやブロッコリーソースのパスタなども食べていたという。
「スタジオ兼自宅のペイズリー・パークでは、他の人には『何を食べてもいい』と言いながら、自身は決して肉を食べることはなかった。最近はかなりヘルシーな食生活を好んでいたし、食べ過ぎないように注意を払い、水も飲み過ぎないようにしていた」とロバーツさん。亡くなる2か月くらい前からかなり体重が落ちていたようで、頻繁にのどを痛めたり、胃の調子が悪いときもあり、次第にスムージーや生ジュースなど、消化にいい食べ物をリクエストされるようになっていた、とのこと。
「最後の1~2ヶ月は、彼らしくありませんでした。 体調不良に苦しんでいたのだと思います」。
死の直前、シェフは、赤ピーマンのビスクにケールと春野菜のサラダを添えた食事を用意したという。だが、プリンスはそれをひと口も食べていなかった。葬儀からプリンスの自宅に帰ったロバーツさんが冷蔵庫を開けると、そこには、プリンスのために作った最後の食事がそっくりそのまま残っていたそうだ。
まだ公式に死因はアナウンスされていないが、最近の食生活の変化に、何か健康問題を抱えていたと見る意見もあるようだ。 
 
>次ページからは、ファンたちによる追悼フードアートをご紹介 

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original text : Hannah Doolin

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