米国臨床栄養学誌『The American Journal of Clinical Nutrition（原題）』が紹介した2016年10月の実験結果によると、同じ食事内容でも食べるタイミングを少し工夫すれば、健康的に体重を減らすことができるという。そこでカギとなるのが朝ごはんではなく、なんとランチなのだとか。
実験に参加したのは、80名の肥満女性。12週間にわたり、半数の女性はランチ、残り半数の女性はディナーに比重をおいた食生活にトライ。その結果、ランチをしっかり摂った女性は平均して5.8kg、ディナーをしっかり摂った女性は平均して4.5kgの減量に成功。さらに、ランチに比重をおいた女性の方が、血糖値の上昇が抑えられ、糖尿病のリスクも低下したらしい！
この実験はまだ始まったばかりで、さらなる検証が必要とのことだけれど、2013年6月に発表された「高カロリーのものを早いタイミングで食べると太りにくい」という調査結果の後ろ盾になったと言えそう。