世界のコーヒー生産が危ない!?
気候変動は、私たちの生活に重要な“あるもの”を脅かそうとしている。それは、コーヒーだ。オーストラリアの非営利団体「Climate Institute(クライメート・インスティチュート)」の報告書によると、気候変動はコーヒー豆栽培の過程に明らかに深刻な影響を及ぼすという。そして言わずもがな、コーヒー生産にとって深刻な脅威だと専門家は言う。
報告書では、あなたのコーヒータイムを邪魔するかもしれない3つの点が強調されている。
1.地球の気温上昇によって、コーヒー豆が栽培されている陸地が最大50%縮小しうる、と『the New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』が報告している。
2.温暖な天気は、カブトムシのような害虫の増加とコーヒーさび病のような植物病害のより多くの発生を意味し、結果としてコーヒーを駄目にしてしまう。
3.コーヒーの木は繊細なので、健康に育てよい風味の豆を収穫するのには非常に特殊な気候が必要。だから、気候変動によりコーヒーの成長が難しくなっている、と科学者は言う。
報告書を公表した機関は、コーヒー農家に気候変動について周知させる方法を模索する必要があると伝えている。「Peet's Coffee(ピーツ・コーヒー)」のコーヒー部門の副代表で、「World Coffee Research(ワールド・コーヒー・リサーチ)」役員会のメンバーであるダグ・ウェルシュ氏は、「コーヒーの種が絶滅するのはもちろん誰も見たくありません。ですが、その否定できない可能性に備え、準備をしておく必要があります」と話す。コーヒーなしの生活なんて、考えるのも恐ろしい!!
original text : Cory Stieg transtlation : Anri Imano photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。