NYで独占取材!「マイケル・コース」の“食”を通したチャリティプロジェクトとは?
毎年10月16日と国連が制定した「世界食糧デー」に合わせて、女優のケイト・ハドソンとタッグを組んで“ウォッチ・ハンガー・ストップ”というキャンペーンを実施している「マイケル・コース」。世界のおよそ70カ国で1600万人の子供たちへ食糧を届けているキャンペーンに加え、NYでローカルな活動を行っている団体“God’s Love We Deliver(ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバー)”も支援。その意義やプロジェクトへの想いを、現地でマイケル・コース氏にインタビュー。身近な人々を救いたいという純粋な願いと、ファッションだからこそ叶えられる活動や意義に耳を傾けて。
毎年“ウォッチ・ハンガー・ストップ”のキーカラーに使われているブルー。今年のチャリティアイテムのスマートウォッチやサングラスと、「マイケル・コース」主要店舗で無料配布されたTシャツにも、アクセントとしてあしらわれている。
「私にとってブルーは、楽天的な色ですね。都会で過ごしていると、グレーで曇った日も多い。そんなとき、早く青空にならないかなと夢見ますよね。私はリアリスティックであると同時に、オプティミスティックでもありたいのです。
このブルーのサングラスをかけると、すぐ楽天的な気分になれますよ。そうだ、私たちは共存しているし、みんなで問題から脱出する方法を見つけられる、次に進もうと思えるのです。
ただファッションに関しては、私も含めてブラックが多数派です。黒い服は旅行にも便利だし、どんなオケージョンにも合うし、誰もが知的に見えます。
でも同時に、コーディネートにはエネルギーをもらえるカラーが必要です。今シーズンはカラーを意識しています。冬のコートはブラックではなくブルーのコートを買ってみたり、パープルやトープのハンドバックにトライしてみて。ブラックやグレーなどのニュートラルカラーは大好きですが、美しいカラーを取り入れるとそのポジティブなエネルギーやスピリッツをもらえると実感しています。毎日の生活にカラーを用いることに恐れないでほしいです」
photo: GETTY IMAGES FOR MICHAEL KORS coordinate: MAKIKO MONJI