ガラパーティのドレスコードは、その年の展示会テーマと同じ
2013年は「パンク」、2015年は「中国:見た目のガラスを通して」、2016年は「マヌス×マキナ:テクノロジー時代のファッション」というように、その年のコスチューム展示会のテーマと同じドレスコード。招待客はそのテーマを自己流に解釈して趣向を凝らしたドレスを纏って出席。それが、“ファッション業界のレッドカーペット”と呼ばれる所以。年によっては、特定のデザイナーがテーマになることがあるけれど、必ずしもそのブランドのドレスを着用する必要はなし。なお、2017年のテーマは日本が世界に誇る天才デザイナー、川久保玲。しかも存命中にこの展覧会のテーマになったデザイナーは、1983年のイヴ・サンローラン以来という快挙(亡くなった後にテーマになったデザイナーは、アレキサンダー・マックイーンなど多数)。セレブリティが「コム・デ・ギャルソン」のドレスを纏ってレッドカーペットに登場することは極めて稀なので、今回どんなドレス姿が見られるか楽しみ。
photo: GETTY IMAGES, AFLO