エディターズPICK 2017/11/18(土)
FROM ELLE WORLD

’90sサブカルのミューズ、クロエ・セヴィニーがモード界を虜にし続ける理由

'90年代のサブカルミューズといえば、クロエ・セヴィニーをおいてほかにいないだろう。1995年に映画『KIDS/キッズ』で鮮烈なデビューを飾って以来、20年以上にわたって“COOL”の称号が与えられ、今もモード界から賛辞とオファーが絶えない真のスタイルアイコン。そんな彼女が考える“COOL”の意味とは? ヴィンテージアイテムをこよなく愛する理由とは? US「エル」がクロエに直撃インタビュー。

photo: VANINA SORRENTI / COURTESY OF VESTIAIRE COLLECTIVE

NYイースト・ヴィレッジの街角でスカウトされた17歳のクロエの原点となったのが、彼女がインターンを務めていた『サッシー・マガジン』。モデルとしても登場していたクロエは、かつてその誌面で、彼女の小指一本すらほかの人の何倍もおしゃれであると称されたことも。18歳でソニック・ユースの名曲「シュガーケイン」のミュージックビデオに出演(マーク・ジェイコブスが手掛けていた「ペリー エリス」のショーとともに)、そして21歳で当時の恋人ハーモニー・コリンが脚本を書いた『KIDS/キッズ』に出演したことで、‘90年代のサブカルチャーを牽引したジェネレーションX世代の守護聖人的存在として世界的なスタイルアイコンとなった。その後も、モルモン教の一夫多妻者を演じたテレビドラマ「ビッグ・ラブ」での演技でゴールデングローブ賞を受賞したり、多大な影響力をもつ自身のスタイルブックを執筆したり、その活躍は多岐にわたる。そして、自身初の監督作品『キティー』は、2016年のカンヌ国際映画祭のクロージング作品に抜擢。その活躍は20年以上たったいまもとどまることを知らない。

42歳になった今もなお、クロエの売れっ子ファッションアイコンとしての地位は未だ変わることがない。今年の5月には、フランスの高級ヴィンテージセレクトオンラインショップ「Vestiaire Collective(ヴェスティエール コレクティブ)」とのコラボレーションが話題に。「ジャン=ポール・ゴルティエ」のヴィンテージや、今ではほとんど発掘不可能な「メゾン マルタン マルジェラ」のスパンデックス素材のパンツブーツなど、さまざまなデザイナーズブランドのアイテムを厳選。妥協しない監督/女優であり、ヴィンテージをこよなく愛するファッショニスタであり、すべての分野にわたって“it woman”であるクロエ―ーそんな彼女に、変わりつつある“COOL”の定義、自身のスタイルが人を惹きつける理由、ヴィンテージについてなどについて話を聞いた。

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