- 【前半戦】カンヌ国際映画祭2018 華麗に咲き誇るレッドカーペットドレスを総覧!
- 【後半戦】カンヌ国際映画祭2018 後半戦もまだまだ豪華なレッドカーペットドレスを総覧
- ドレスは時代を映す鏡! カンヌ国際映画祭の歴代ベストルックをプレイバック
- 82 vs. 1645!? カンヌ映画祭レッドカーペットで露呈した男女格差
- カンヌ映画祭71年の名場面&珍事件をプレイバック!
- カンヌ国際映画祭開催記念! 歴代パルム・ドール受賞作BEST20
アシメトリーで魅せる、さまざまな二面性
クロージングセレモニーに着用したのは、「アレクサンダー・マックイーン」2018秋冬オートクチュールコレクションから、カーマインレッドの構築的なボウが背中にあしらわれたドラマチックなタキシードドレス。ランウェイではミニ丈だったものをフロアレングスにアレンジして、よりレッドカーペットにふさわしい装いに。もともと「アレキサンダー・マックイーン」を好んで着用していたケイトは、彼本人の手による最後のクチュールドレスをレッドカーペットで着用したセレブのひとりでもある。正面から見るとブラック、後ろから見るとレッドという装いはさまざまな二面性を伝えてくれる。
「アルマーニ」によるドレス以外は、クレア・ワイト・ケラー、メアリー・カトランズ、ステラ・マッカートニー、サラ・バートンらのイギリス出身の女性クリエイティブ・ディレクターのデザインであることにも注目したい。
photo:GETTY IMAGES text:RYOKO TSUKADA