お腹をリラックスさせることは、最高の血流ケア
寒さだけでなく、緊張などの精神的なストレスを感知すると、血管はキュッと収縮するためどうしても血流が悪くなる。働く女性に“滞っている人”が多いのは、それが理由だ。そんな滞りを防ぐため、私が長年愛飲しているのが「養命酒」。生薬の力でじんわり身体の内側から温まり、冷えはもちろん不眠などの緩和にもおすすめ。
また、朝の起き抜けには白湯を一杯。お腹が温まることで、胃腸本来の働きができるようになり、便通もスムーズに。日中も冷たい飲みものはほとんど摂らず、温め食材である生姜やシナモンを使った温かいドリンクを摂るようにしている。こういった飲みものは、物理的に身体を温めて血流をよくするだけではなく、精神的にもリラックスを呼び込み、収縮した血管を元に戻してくれるはず。お風呂に浸かりながら、ハーブティや「生姜とシナモンのあったか紅茶」を飲む方法もおすすめ。血行不良は万病の元であり、すべての肌トラブルの元。心地よく快適に血流UPしよう。
photo:Chifuyu Aizawa(Q’s)
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倉田真由美/美容ジャーナリスト
女性誌編集部、編集プロダクションを経て、1987年よりフリーランスに。現在は『エル・ジャポ ン』『フィガロ・ジャポン』『美的』『エクラ』『クロワッサン』をはじめとする女性誌の美容ページや、新聞のコラム執筆、美容にまつわるトークショーなど、幅広い分野で活躍中。近書に、『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社刊)がある