ビタミンD摂取のために、積極的に食べたい13の食べ物
ビタミンDは、骨にとって重要な栄養素として知られているけれど、実はこれ以外にも体にとって重要な役割を果たしている。夏が来る前に、その役割と効果的な摂取法をおさらいしてみよう。
丈夫な骨を作り、それを維持する働きを持つビタミンD。この脂溶性ビタミンは、太陽が放つ紫外線が皮膚から吸収されたときに体内で生成されることから、“太陽のビタミン” とも呼ばれている。ビタミンDが欠乏すると骨折や骨粗鬆症などといった骨の障害を引き起こす可能性があり、骨の成長に必要不可欠な栄養素だけど、骨以外にも健康に対してさまざまなメリットをもたらしてくれる。
「体内に存在するすべての組織や細胞には、ビタミンDまたはその代謝産物の受容体が備わっています」と解説するのは、健康的な食生活のための情報サイト「アペタイト・フォー・ヘルス」の共同創始者で、理学修士と登録栄養士でもあるジュリー・アプトンさん。「また、ビタミンDは、食欲の調節からがん細胞の死滅や免疫システムの調節に至るまでありとあらゆることを制御する、2000近くもの遺伝子を調節する手助けをする栄養素としても知られています」
実際、過去2年にわたって実施された研究では、ビタミンDが欠乏すると慢性的な頭痛や膀胱がんのリスクが高まる可能性があることがわかったそう。また、ビタミンDを適量摂取することで、心臓の健康状態が改善されて心臓発作や脳卒中のリスクが低下し、風邪やインフルエンザの予防につながることもわかっているという。
そんな大事なビタミンDだけど、毎日外へ出て日光浴をしながら体内で作り出すのは非現実的なので、サプリメントで補給するのがもっともも手軽。米政府機関「アメリカ国立衛生研究所」の発表によれば、米国医学研究所の食品栄養理事会が推奨するビタミンDの摂取量は1日に600IU(国際単位:40IU=1mcg)。一方で一部の医療従事者は、成人の場合の一日の最大摂取量は4,000IUであるとしている。
アプトンさんによると、ビタミンDの含有量が多い食品はそれほど多くはないものの、ある一定量を含む特定の食べ物を摂取することで、補給が可能らしい。ビタミンD摂取におすすめの食品は、次のページから!
original text : Amy Capetta translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。