特集 2017/9/20(水)
悪影響を及ぼすメカニズムを詳しく検証

塩分の摂りすぎは、どうしてダメなの?

多くの医師は患者たち、とくに高血圧の人に対して、塩分を控えるようにと警告する。塩分の摂り過ぎが健康に悪いのはすでに周知の通りだけど、どうしてダメなのか知ってる?

塩分を摂り過ぎると体内でどんな変化が起きるのか? 科学者の見解をもとに、そのメカニズムをわかりやすく解説した動画を、科学にまつわる疑問を解決する人気のYouTubeチャンネル「SciShow」が公開した。それによると、人間には塩分に含まれるナトリウムが必要だが、ナトリウムそのものには害はない。また、ナトリウムはあらゆる食品に含まれているので、完全に塩分を断つのは事実上不可能だという。

ではいったいどんなことに注意すればいい? この動画で指摘しているのは、その摂取量だった。成人の1日あたりの食塩平均摂取量は、日本人もアメリカ人も国が定めた基準値を超えているのだそう。しかもおそろしいことに、塩分を過剰に摂取すると、食べ過ぎを招くという研究結果もあるらしい。

では、塩分を摂取すると体に何が起きるのか? ナトリウムが血管に入ると塩分濃度のバランスを取るために水分も同時に吸収される。血管内に水分が増えると、循環器系全体にかかる圧力、つまり血圧が上昇。こうして高血圧の状態が長く続くと血管がもろくなり、コレステロールや脂肪が沈着物としてたまっていき、やがてコブとなる。コブがあることで血液を送り出す心臓の負担を増え、その働きが弱ってしまうのだ。コブが血管をふさいでしまうと、脳卒中、性機能不全、認知症につながる恐れもあるという。

こうしたリスクを避けるためにも、やっぱり塩分はほどほどに!

original text : Rayne Ellis translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images

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