特集 2016/2/8(月)
世界のおやつ from San Francisco/田丸 紀子

クッキーが好きすぎてペーストにしちゃった! アメリカ発「クッキーバター」

アメリカ人はクッキーを作るとき、焼く前の生地をつまみ食いするのが好きだという話を聞いたことがありますか? ホントはいっぱい食べたいけど生卵が入っているから心配……そんなニーズに応えて作られたのが、出来上がった状態のクッキーを粉々にしてペースト状にした「Cookie Butter(クッキーバター)」なんです。

右からオレオ味風のクッキー&クリーム、シナモンクッキー味のオリジナル、チョコクッキー味のココアスワール。どれもピーナッツバターのようななめらかな食感でクッキー生地より濃厚な味わい。これらはアメリカの人気スーパーマーケット、トレーダー・ジョーズのオリジナル商品で、全店舗で売り上げトップ10に入るという大人気商品。アメリカ人のクッキー愛の深さを感じます。

どんな風に食べるかというと、”そのまますくってなめる”のはもちろん、アイスクリームやグラノーラにかけたり、トースト、パンケーキ、ワッフル、ドーナ ツにぬるなどジャム感覚で使えます。あったかいものにかけるとトロ~リ。個人的には塩をほんのちょっとかけるのがおすすめ。味がぐっと締まります。

バナナやいちご、りんごなどフルーツにつけたり、クラッカーにぬったり。さらにはパウンドケーキの生地に混ぜたり、チョコで包んでトリュフにしたりとお菓子作りにも使うそうです。元はクッキーなのに、ペースト状にすることでこんなに楽しみ方が広がるなんて意外と盲点!

まだ日本ではほとんど見ないクッキーバターですが、手作りするのも簡単。好みのクッキー20枚程度(写真はチョコチップクッキー)、砂糖大さじ2、生クリーム1/2カップをブレンダーかフードプロセッサで混ぜるだけ。クリーミーにしたい場合は、クッキー同量にバター50g、コンデンスミルク1/2カップ、エバミルク(生クリームでも可)1/4カップを混ぜます。かわいいジャーに詰めればギフトとしても話題性バッチリ。朝ごはんやスイーツのトッピングとしてぜひ楽しんでみて。

  • 田丸 紀子(たまる のりこ)●フリーランスエディター&ライター。アパレルメーカーでの勤務を経て出版社へ。女性ライフスタイル誌、料理雑誌、フードドキュメンタリー書籍な どの編集を担当。2013年よりアメリカ・ベイエリア、フロリダ在住。朝食は焼き菓子かアイスクリームが定番。

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

ELLE PR STORIES

注目ブランドをもっと見る

CONNECT WITH ELLE

グルメ・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト