特集 2015/6/8(月)
世界のおやつ from New York/ごまめ

「Red Hook Lobster Pound」の絶品ロブスター・ロール! 山盛りのロブスターに顔をうずめる幸せ

2015年4月に表参道にニューヨークで大人気の「Luke’s Lobster」がオープンしたのはご存知でしょうか? 実はそれ以外にも、ロブスターロールを看板メニューに掲げるレストランやロブスターロール専門店がこちらにはたくさんあります。食べ比べてみるのも面白いかも!? 今回は中でもわたしの一番お気に入りのお店をご紹介します。

今時のおしゃれなお店、昔ながらの味のあるお店、そしてよくわからない怪しげなお店がごちゃごちゃと混在するイーストビレッジ。朝から晩までにぎやかなこちらのエリアのビルとビルの狭間に、とあるロブスターロール専門店はひっそりと佇んでいる。看板が出てなければ気がつく人はまずいないだろう。一歩足を踏み入れれば、50m先のイーストビレッジの喧噪がうそのような落ち着いた空間が広がっている。まるで「どこでもドア」でどこかのビーチにでもやってきてしまったかのような、不思議な錯覚に陥る。

「Red Hook Lobster Pound(レッドフック ロブスター・パウンド)」
「そうだ、ロブスター・パウンドをやろう!僕らが持っている空きスペースを使えるじゃないか!」2008年、Ralph Gorham(ラルフ・ゴーラム)さんとSusan Povich(スーザン・ポーヴィッチ)さんご夫婦が夕食の席でロブスターを食べながら交わしたこの会話から、「Red Hook Lobster Pound(レッドフック ロブスター・パウンド)」の歴史が始まった。話はトントン拍子に進み、1年もたたない2009年の4月には地元のレッドフックに第1号店をオープン。手塩をかけて選りすぐった最高のメイン産ロブスターだけを使ったロブスターロールは、すぐさまニューヨーカーの胃袋とハートをわしづかみにし、その後はワシントンDC進出、2013年全米ベスト・フード・トラック認定、新店舗開店と、2012年のハリケーン被害を乗り越えて躍進を続けてきた。

お店のいちばんのおすすめは、マヨネーズ和えのロブスターをレタスと一緒にはさんだ「メイン・スタイル」。わたしの個人的な好みは、バターの香ばしさが凝縮された「コネチカット・スタイル」だ。どちらも、こんがり焼かれた温かいバンズに、爪の部分を選りすぐったロブスターが溢れんばかりに詰め込まれている。これはまさに、旨味の爆弾! こぼれないように気をつけながら、ぷりぷりのロブスターを口いっぱいにほおばれば、むせ返るような海の香りを堪能できる。

ロブスターロールだけではない。ここへ来たら、ぜひ他のロブスターメニューも試してみよう。ロブスター・マック&チーズ(左)は、炭火の香ばしさが味のアクセントになって、巷のマック&チーズとは一線を画する。ロブスター・エローテ(右)はメキシカン風味のコーンサラダだ。どちらも一口いただくごとに大ぶりの身がごろんごろんと発掘されるので、楽しさとうれしさと驚きで笑いが止まらなくなってしまった。

丁寧にメニューを説明してくれたJackson(ジャクソン)さん(写真左)。
今回訪れたマンハッタン支店は、ファーストフード感覚でロブスターロールが楽しめるとあって、観光の合間に最適だ。フード・トラックもその点では便利。利用する際は公式Twitterで位置情報をチェックしよう。席でゆったりと味わいたいなら、フル・サービスのレストランへと改装したレッド・フックの本店へ行ってみてもよいだろう。レッド・フックは急激に開発が進んでいる熱いエリアなので、近所の散策も楽しめる。

ベーグル、ステーキ、チーズケーキなど、ニューヨークで食べるならこれ! というおなじみのメニューは多々あるけれど、シーフード好きのあなたには、ぜひともロブスターロールを試していただきたい。
 
山盛りのロブスターに顔をうずめる幸せを、この機会に味わってみて!
 
 
ロブスター・ロール(メインスタイル、コネチカットスタイル共に) 16ドル
ロブスター・マック・アンド・チーズ 12ドル
ロブスター・エローテ 12ドル

  • Red Hook Lobster Pound(レッドフック ロブスター・パウンド)
    16 Extra Place New York, NY 10003

    tel. 212-777-7225
    営業時間/11:30~21:00 土曜12:00~21:00 日曜12:00~20:00

    定休日/月曜

  • ごまめ●東京と北京での芸能活動を経て渡米。現在はニューヨークを中心に俳優・モデルとして活動中。NY生活や俳優活動の様子は、ブログ「気まマホ日記」(http://blogmahohonda.wordpress.com)で公開中。現地の日系新聞「NYジャピオン」や、「The Huffington Post」(http://www.huffingtonpost.jp/maho-honda/)などにも執筆。パンコーディネーターの資格あり。本名は本田真穂。

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