誰も知らない、英国王室の食生活のヒミツ16
イギリス王室とわれら一般市民の食生活を比べると、もっとも大きな違いのひとつは、彼らには専属シェフがいるということ。イギリス王室は大所帯なので、食やワインの好みもそれぞれ異なるはず。彼らの食の好み、知りたくない?
女王はよく直接タッパーウェアから食べていた
「いろいろな方たちから、『女王はきっと、金のお皿に、金のナイフとフォークで食事をされているんでしょう?』と聞かれます。はい、確かにその通りです。でも、バルモラル城にいらっしゃるときは、タッパーに入ったフルーツを、そのまま召し上がることもありましたよ」
もちろん、非常に高価な食器で食事をすることもある
「そのお皿は大理石製で、3頭の黄金の馬が描かれていました。また、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルドも散りばめられていて、30年前の査定でも50万ポンド(約7,500万円)の価値があったそうです」
王族の食事とまかない料理を交換したことがある
「ある日、フィリップ殿下がキッチンにお越しになり、『今晩のメニューは?』とお聞きになりました。そこで、『ラム肉の最高部位をご用意しております』とお答えすると、まかない用の料理がのったお皿を見て、『それは何だ?』とおっしゃいました。私が『ラムチョップでございます』とお伝えすると、誰のための料理かとさらにお尋ねになりました。私がスタッフ向けだと申し上げますと、『私たちが食べてもよいか?』とおっしゃり、スタッフ用のメニューと交換することになったのです」
original text : Mehera Bonner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara