バッファロー・ウィング×クラフトビール! まさにSinfully DELISH!!!
『エル・ア・ターブル』史上初(!?)のジャンクフード特集(『エル・ア・ターブル No.75』)のオンライン版スピンオフ企画。5回目の今回は、エディターSのグルメライフに欠かせない、永遠のビアフレンド「バッファロー・ウィング」をご紹介します。チキンをがぶり!→ビール→ディップして味チェンジ→ベジスティック→ビール→がぶり!……やめられない、止まらない“罪なおいしさ(Sinfully Delicious=Delish)”のスパイラルから抜けだせそうにありません。
酸味のあるスパイシーなソースにからまった骨付きチキンを前にした途端、手がべたべたになるのも気にせずビールと共に無言でひたすら……。そんな一度食べたらやめられないマイ・ベスト・ジャンクが「バッファロー・ウィング」。自宅にもソースを数種常備しているほど、ビール好きの我が家にはなくてはならない料理なのです。外で過ごしやすい季節になってきた今日この頃は、テラスのあるレストランでおいしいビールとともに舌鼓。辛いものって、ちょっとストレス発散効果もあるのかも。それだけで、このうえなく最高の気分になってしまう、私です。
と、ここで「バッファロー・ウィング」を知らない人に、プチトリビアを。
アメリカンレストランやピザ屋さんの定番メニュー、バッファロー・ウィングは、アメリカではどこでも出会えるスタンダードなジャンクフード。いわば、鶏手羽のスパイシーなから揚げです。素揚げした鶏肉にソースをからめ、ブルーチーズソースというクリーミーなディップと、セロリや人参といったスティック野菜を付ければ完成。ニューヨーク州北西部に位置するバッファローという都市にあるバー「アンカーバー」 で出したまかないメニューが人気となり、バーの定番メニューになり、ご当地グルメになり、そしていつしか「バッファローチキンウィング」の名で全米各地に広まり、今ではどこでも食べられるメニューになったというわけ。1977年には当時の市長スタンマコウスキー氏が、バッファローの名を全国に広めたことに感謝して、毎年7月29日をなんと「チキンウイングデー」に制定したそう!
そんなバッファローウィング。東京でも食べられる店は意外とたくさんあります。お店によってホットソースの味が違ったり、チキンに衣をつけて揚げていたり、ブルーチーズソースのかわりにオリジナルのディップソースがついたり、とさまざまで食べ比べも楽しい! 写真は左から、自家製ハーブ入りのランチディップが添えられた原宿「SMOKEHOUSE」の一皿と、これでもか!とホットソースがたっぷりからまった六本木「Pizzakaya」のバッファロー・ウィング。ほかにも、「Hobgoblin」や「Two Dogs Taproom」など、クラフトビールを出す店では必ずといっていいほど食べられます!
ちなみに、エディターSは外でもバッファロー・ウィングをいただきますが、おうちでも作ります。晩ごはんのおかずにはもちろん、突然友達がやってきたときのおつまみにも重宝するし、夕暮れのビールのあてにおやつ代わりに作ることも……。写真中央は、THE“バッファローウィングのソース”、といえる「Frank’s Red Hot」。定番中の定番です。酸味がしっかり効いていて、美味。日本でも輸入食品を取り扱うショップなどで取り扱われています。
そして左隣のものは、アメリカに旅したときにスーパーで見つけたソース。見るからに辛そうでワクワク&ラベルがかわいかったというのが、購入理由。こうやって海外にいくたびに、自分みやげにいろいろと試すのも楽しいんです。写真右側は、最近手に入れたアメリカのクラフトビール「ストーンブリューイング」によるビールを使ったオリジナルホットソース。「世界のトップブリュワー」としてヨーロッパにも進出する名ブルワリーで、併設レストラン「ストーンビストロ」で提供しているバッファローウィングのソースとのこと。辛さのレベル違いで6種類のソースが出ているなかでも、“チポトレ”というスモークした唐辛子を使ったこちらは比較的マイルドな辛さでおすすすめ。レストランで味わいたい人は、浜松町や神田にある「DEVIL CRAFT」や横浜の「Antenna America」、この夏に大塚にオープンしたばかりの「BUFFALO WINGS & SMILE TOKYO」でも味わえます!
バッファローウィングをがぶり!→ビールをごくごく→ディップして味チェンジ→ベジスティックでお口直し→そしてビール→そして、またチキン……。やめられない、止まらない“罪なおいしさ(Sinfully Delicious=Delish)”をぜひ体験してみてください!
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