コーヒーで、蚊よけができちゃうってほんと?
ラテンアメリカやカリブへの旅行者にとって、ジカウイルス感染が恐怖となってもう随分たつが、マイアミビーチの蚊からも検出された一件で、その恐怖がさらに急増したのはつい最近のこと。今となってはジカウイルスを媒介するネッタイシマカ(Aedes Aegypti)に全世界が警戒し、効果的な蚊避けと民間療法を探し求めているところ。そんななか、つい最近、コーヒーがジカを媒介する蚊に驚くべき効果を発揮するという動画がSNS上で話題に! その真偽に迫る!
コーヒーの殺虫効果って?
2003年の研究で、コーヒーのかすとカフェインが、ネッタイシマカの幼虫の成長を食い止めて全滅させられる可能性があることが判明。蚊は、コーヒーへの抗体を持てないことも明らかになったという。2007年には、濃度の低いコーヒーかすとコーヒーでも同じ効果を確認できたため、庭や都市部での蚊の増殖防止にコーヒーが使えると認識されるように。2012年には、カフェイン入りとデカフェの両方のコーヒーかすで、ネッタイシマカとヒトスジシマカ(Aedes Albopictus)の両種の蚊の幼虫の成長を妨げ、さらに全滅にも成功。さらに、2015年の研究では、蚊はコーヒーを混ぜた黒い水には、産卵をしたがらないことも確証されたそう(もちろん産卵したとしても、幼虫の段階で死滅するのだが)。
original text : RHEANNA O’NEIL BELLOMO transtlation : Anri Tsushima photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。