ジュリアン・ハフの美ボディは、炭水化物の産物?
2000年代の初めに低糖質の食生活を徹底する「アトキンスダイエット」と「サウスビーチダイエット」が大流行して以来、炭水化物を避けるのがダイエットの基本に。でもダンサー&女優として活躍しているジュリアン・ハフは体型キープの秘密は炭水化物だと断言している。その真意を語ってくれた。
セレブたちはパスタやピザはもちろん、シンプルなでんぷん質ですら食べないと宣言したり、食べたとしてもそれは「自分を甘やかす日だけ」というのがお約束。
「みんな炭水化物を恐れすぎよ。しかも否定的に語ってる。『炭水化物を食べると太るし、むくむ』っていう感じにね。でも正しい炭水化物を選んで少しだけ食べればいいの」。彼女の言う通り、正しい炭水化物、つまり消化に時間がかかる複合糖質を選ぶことが大切なのだ。ジュリアンが食べているのはさつまいもや豆、全粒粉など。お気に入りのメニューは野菜をたくさん入れたチキンのラップサンドで、夕食には玄米やキヌアに、チキンや魚、野菜を乗せたボウルを食べているそう。でも、ロサンゼルスのレストラン「ラ・ピアッザ」にペンネアラビアータやマルガリータを食べに行きたいという気持ちになることも。
彼女にとってイタリアンレストランでのディナーが「食べずにはいられない」ものではなくて「自分へのご褒美」になるのは、普段は毎食たんぱく質、炭水化物、野菜を適量食べ、ショーの合間にはヨガのレッスンを受けることでショーを乗り切るパワーをつけているから。「自分からそういうものをお預けにしているとき、パスタやピザを熱望してしまうのよ」
original text : Candace Braun Davison translation : Yoko Nagasaka photo : Getty Images