特集 2016/2/16(火)
世界的に注目を集めるカリフォルニアのワイナリー

「ハースト・ランチ・ワイナリー」の醸造家が来日イベントを開催!

力強い骨格と豊かな果実味で人気を集めているカリフォルニアのワイナリー「ハースト・ランチ・ワイナリー」。温暖なサンフランシスコ沿岸からさらに南に下ったパソ・ロブレスで造られる、パワフルで肉厚な飲み口が特長だ。このハーストワインに合わせたスペシャル・マリアージュディナーが、去る2月初旬、「アンダーズ東京」と京都の料亭「和久傳」で開催された。イベントに合わせて来日したワイナリーオーナーのジム・サンダーズさんと醸造家のソーレン・クリステンセンさんに、ハーストワインの魅力と日本料理とのマリアージュについてインタビュー!

ワイナリーオーナーのジム・サンダーズさん(左)と醸造家のソーレン・クリステンセンさん(右)

「昨日日本に到着したばかりですが、さっそく築地市場で素晴らしい“寿司ブレックファースト”を楽しみました!」と盛り上がる、ワイナリーオーナーのジム・サンダーズさんと醸造家のソーレン・クリステンセンンさん。「ハーストワインは“メディア王”で知られるハースト家の末裔、スティーヴ・ハーストと私が共同経営する農場ハースト・ランチのワインです。カリフォルニアにはワインの銘醸地として世界的に有名なナパやソノマがありますが、そのさらに南に位置するパソ・ロブレス地区にぶどう畑を持っています。パソ・ロブレスは知名度が高くはないですが、日光が強く、年間を通じて雨が少なく乾燥しているため、ぶどうが熟しやすくワイン造りに適した土地です。ナパやソノマに負けない品質で、手ごろで素晴らしいワインが多く造られています」と、オーナーのジムさん。醸造担当のソーレンさんは「ぶどうは熟しすぎると“酸味”が失われ、ワインの味がぼやけてしまいます。なので、毎年最適なタイミングで収穫し、エレガントなワインに仕上げるのが僕の仕事です」と語る。

今回の「アンダーズ 東京」でのイベントに登場したロゼ、白、赤、デザートワイン。ロゼは今回のイベントが日本初上陸。

普段から日本料理に親しんでいるというふたりに、ハーストワインと日本料理とのマリアージュについて伺うと、「パソ・ロブレスには1軒だけ僕とジムのお気に入りの日本料理店があり、寿司などを楽しんでいますが、繊細な酢飯の味わいや寿司の合間につまむ酢漬けのガリなど、“酸味”が重要なキーワードになっていることが私たちのワインと共通するといつも感じています」とソーレンさん。昨年8月、今回のディナーに合わせて「和久傳」総料理長の藤山貴朗さんをパソ・ロブレスのワイナリーに招待し、じっくりと時間をかけてハーストワインと日本の伝統食材との究極のペアリングを追求する実験を行ったふたり(その様子はこちら)。「藤山さんは昆布や海苔、山椒、黒七味など私たちが見たこともないような和の調味料や食材を10種類以上持ち込んでくれました。私たちはテイスティングを繰り返してはワイングラスと食材の皿をパズルのように並べ変え、さまざまなマリアージュを試行錯誤したのです。藤山さんは私たちが自信を持って造ったワインをさらに輝かせ、新たな命を吹き込む組み合わせを見つけてくれました」と、語るジムさん。ソーレンさんも「私はワインを15年造り続けていますが、こんなに素晴らしいテイスティングは体験したことがないと思うほど感動しました」と絶賛! 日本料理との相性も抜群なハーストワイン、ぜひ味わってみてはいかがだろうか。

Photo & Text : Yoko Asano

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