飲み過ぎておなかの具合が悪くなるワケとは?
お酒をたくさん飲んだ翌朝、目覚めた途端におなかに異変を感じ、トイレにダッシュして間一髪セーフ……! っていう経験ない? 心配しないで、それ、あなただけじゃないから。じゃあ、どうして飲んだ次の日におなかが下ると思う?
実は、"二日酔い特有の下痢"なるものがあるらしい。一体どんなメカニズムなのか、デジタルライフスタイルメディア「スリリスト」が最近行った胃腸科専門医へのインタビューから、飲酒と便通の関係を探ってみた。これを読めば、二日酔い下痢対策法もわかるかも?
まず前提として、アルコールには利尿作用があって、お酒を飲むとすごくトイレが近くなる。そして、アルコールに含まれるエタノールが胃腸の動きを刺激し、胃腸全体の働きが早くなる。このとき、アルコールが分解されることなく結腸に届いてしまい、そのエタノールの作用で水分が結腸内で十分に吸収されなくなってしまうそう。このせいで、おなかが膨張したり、便がゆるくなってしまうということらしい。
二日酔いで嘔吐することを考えたら、下痢になる方がまだマシかもしれないけど、おなかがグルグルしてきて目が覚めるのは避けたいもの。どうしたら避けられるのかを「スリリスト」が医師のアーヴィッシュ・シャー氏に訊ねると「一番の予防法はお酒の量を控えることですね」との回答。いやいや、それができたら苦労しないんですけど……。それ以外の方法で! と再度訊ねて教えてくれたのが、自分の胃腸とお酒の相性を書き留めておく方法。お酒を飲むときに自分の体調にも気を配り、どのお酒を飲んだときにおなかの調子が悪くなるのかを記録して、データベース化しておくといいみたい。
original text : Madison Flager translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。