適度な飲酒で寿命が伸びるって本当!?
「酒は百薬の長」ともいわれるけれど、ビールやワインを適量飲むことで、長生きできるという新たな研究結果が発表された。これでまたひとつ、お酒を飲む理由が増えたかも?
カワス博士は、テキサス州オースティンで毎年開催される米国科学振興協会で、この研究の基本方針演説を行った。そしてこの研究結果を発表するなかで「このような結果が出る理由は分かりませんが、適度の飲酒が寿命を延ばすに違いないと固く信じています」と述べた。2003年に始まったこの研究では、意外にも70代で太り気味の人たち(ただし、肥満ではない)は、平均またはそれ以下の体重の人たちよりも長寿だったことも判明したという。「若いときに痩せていることは悪いことではありませんが、高齢になって痩せているのはあまり良いとは言えません」と、カワス博士。
そのほか、長寿を決める因子として、時間の使い方が関係していることも判明。忙しく過ごすことが寿命の延長につながると考えられるらしい。イギリスの「インディペンデント」紙によると、この研究の参加者のうち、1日2時間趣味に費やしている人は早死にする確率が21%低くなることが分かったそうだ。また、1日に15~45分ほど体を動かすことでも、早死にするリスクを11%下げることができるのだとか。
original text : Sam Dangremond translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。