1日3杯のコーヒーは長寿の秘訣!?
コーヒーラバーに、またまたうれしいお知らせ! このたび、1日1杯のコーヒーがもたらす新たな健康効果が発見されたのだ。しかも、カフェインレスでも同じ恩恵が期待できるらしい。今度の効能はいったいなに!?
この論文の筆頭著者である国際がん研究機関のマーク・ガンター博士は、次のように話す。「コーヒーの摂取量が多いと、すべての死因で死亡リスクが低下することがわかりました。とくに、循環器系や消化器系の疾患でこの傾向が顕著に出ています。ここで重要なのは、コーヒーの飲み方や習慣が異なるヨーロッパ10カ国すべてで、同じ結果が出たということです。我々の研究により、コーヒーの健康効果のメカニズムも解明できるのではないかと期待しています」。
さらに、被験者の中から14,000人を対象に代謝バイオマーカーを調べた結果、コーヒーを飲む人の方が飲まない人よりも肝臓が強く、血糖の調節機能が高いことも判明した。「コーヒーを飲むことで、延命につながるだけでなく、肝機能や免疫機能が上がることもわかってきました。アメリカや日本での研究結果とも一致していることから、コーヒーには健康効果があるといって差し支えないでしょう」とカンター博士。
一方、アメリカでも、185,855人を対象に調査を行った研究チームが、同様の結論にたどり着いたようだ。論文の筆頭著者である「南カリフォルニア大学」のベロニカ・W・セティアワン准教授は、「“コーヒーを飲めば長生きできる”とまではいいませんが、関連性はあると思います。コーヒー好きの人は、もうコーヒーを我慢しなくても大丈夫ですよ。コーヒーを飲む習慣のない人は、これを機にちょっと飲んでみてはいかがでしょうか?」とコメント。
なお、コーヒーのどの成分に健康効果があるのかを突き止めるには、さらなる調査が必要とのこと。とはいえ、コーヒーを飲みたくなる理由がまたひとつ増えたかも!?
original text : Katie Jones translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。