「いまの仕事服に満足してる?」リアルOLが本音で語る、ワーキングスタイルの実態とは?
2017/11/08(水)
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「仕事柄、メンズアイテムを着ることも多いですが、きちんとした縫製のものを着ていると褒められることが多いですね」

新しいバッグを持っていると、「おはよ~」と言いながらチラっと見てくる女子の目線……

ヒロコ :「レベル高すぎ……。私はコートで予算は5万円までですね。10万円あったら間違いなく海外旅行に行きます。アウターは毎年一着新調するようにして、少しずつレパートリーを増やすので精一杯」

アンナ :「私は逆に、いいものを買って、長く着る主義。学生時代に清水買いした10万円越えのレザージャケットがあるんですが、今でも着ているので充分モトがとれています」

タカコ :「私も5年前に、投資だと思って『バーバリー』のトレンチコートをボーナスで買いました。今でもいい買い物したなって大満足」

リエ :「私も今は『ユニクロ』のジャケットだけど、いつか必ず手に入れたいと思っているのが『サンローラン』のジャケット。買えなくても、いいって聞いたものや素敵だなって感激したものは、脳に刷り込まれてるんですよね」

ーーみなさん、仕事用と休日用、別々に服を買っていますか?

ユウ :「私は、オンもオフも同じ。お仕事用と思って買った服って、なぜか必ず着なくなるんですよね。仕事で使える服を、オフでも着るというスタンスですね」

リエ :「分かる! 仕事用っていう制限内で買い物をするのって、本当に気分が乗らないんですよね。逆に仕事専用と割り切って買う服は、できるだけコストを抑えたい。ハイブランドにいいものがあるのはわかってるけど、予算に限りもある。とはいえファストファッションは苦手だから、セレクトショップのインポートをまめにチェックするようにしています」

ユウ :「結局、アイテムを褒められるより、『今日、なんか素敵だね』って全体のバランスを褒められるほうがうれしい。それって、雰囲気が自分に合っていたり、サイズが絶妙だったりするときなんですよね。だから、オンオフというシーンやトレンドよりも、シルエットがきれいなものを選ぶようにしています」

ヒロコ :「確かに。私も、性別年齢問わず、印象がよく見える服が欲しいんです。仕事がデキる感も親近感も両方欲しい!」

「ブランドバッグも持っていますが、結局ヘビロテしちゃうのが布のエコバッグ。軽いし、何かと便利なんですよね」

ーーバッグはどうですか? ブランド派?

ユウ :「前の職場は女性が9割だったので、年上の女性の目が気になってました。新しいバッグを持っていると『おはよ~』と言いながらチラっと見られるのが怖くて……(苦笑)。だから、ブランドのロゴがど~んと目立つ、いかにもなデザインは避けますね」

モエ :「分かります! 私もミニバッグを持って会社に行ったときに、年上の人に『舐めてんの!?』と怒られたことあります。仕事柄、パーティやレセプションが多いので小さいクラッチを常備しているんですが、それが入るサイズのバッグもマスト。クラッチが入るサイズなので、必然的にある程度の大きさが必要になるんです。今愛用しているのは、『プラダ』のナイロンバッグと『ロンシャン』のバッグ」

ナオコ :「あと、可愛いけど重たいバッグって、結局持たなくなりますよね」

ユキ :「私もブランドバッグを持つこともありますが、最近は、可愛いエコバッグで通勤することも多いです」

リエ :「私は営業担当なので、自分のバッグに入らない資料は、会社規定の紙袋に入れて持ち歩かなきゃいけないんです。実はそれがイヤで、A3の資料が丸めて入れられるサイズの『プラダ』のレザーバッグを数年前から愛用しています。お仕事バッグに必要な条件は、軽さ、使いやすさ、舐めてんの?って言われないサイズ感!」

ナオコ :「でも重いものをいっぱい入れるお仕事バッグって、耐久性が心配。すぐにダメになっちゃいそう」

リエ :「代理店の営業って、常に下僕っていうマインドがあるんです。クライアントが何か言ったときは、自分のバッグを投げ捨てて、スライディング気味で『ハイッ』って反応したり……(苦笑)。床や地面にそのまま置くことも多いので、やっぱり耐久性は気にしますね。白とか傷になりやすい素材はNG。高いものを買ってすぐにダメになったら悲しいけれど、やっぱり大人のトレンド感は出したい。そのバランスが難しいかも」

ヒロコ :「黒パンプスもそういう意味では消耗品ですね。私は3足以上を常備してローテーションしてます」

市川さん :「ボロボロのバッグ=仕事ができない人の象徴。靴もそうですが、高いブランド品でなくてもいいけれど、せめてレザー素材で、控えめながらもクラス感のあるバッグをきちんと選べるのが、仕事がデキる女の条件かも」

一同 :「どこで何を選べばいいか、教えてください!」

この座談会で浮き彫りになった課題は、制限があるなかでいかにおしゃれを楽しむか。そのためには、どこで何を手に入れて、どう取り入れるべきか―ーエル・オンラインでは、これらの疑問に答えるべく、お仕事企画を随時公開予定なので、乞うご期待!

photo: CEDRIC DIRADOURIAN illustration: foxco

  • アドバイザーとして参加してくれたのは……

    市川 渚さん /ファッションコンサルタント
    ファッションデザインを学んだ後、海外ラグジュアリーブランドのPR、有名クリエイティブエージェンシーのコミュニケーションマネージャーを経て、2013年に独立。ファッション関連企業を主なクライアントにデジタルを軸としたファッション・コンサルタントとして、デジタルコミュニケーションやブランドコンサルティング、WEBサイト/キャンペーンなどのクリエイティブ・ディレクション、プロデュース、制作などを手がける。他にも、ウェブメディア「DiFa」の立ち上げやクラウドファンディング「CAMPFIRE」顧問、京都精華大学非常勤講師、コラム執筆、セミナー講師、はたまたモデルなどとして、活躍は多岐にわたる。

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