エディターズPICK 2015/11/14(土)
FROM ELLE WORLD

人気インスタグラマーが突然の引退宣言! ソーシャルメディアの落とし穴とは?

私たちの生活を豊かにしてくれるSNSの世界。でもなかにはうまく距離感がつかめず、苦悩するものも……。インスタグラムのフォロワー数500K(50万)超え、SNSをビジネスにも発展させていた18歳の人気インスタグラマー、エセナ・オニールが先月末にアカウントを突如閉鎖! ソーシャルメディアが抱える問題について激白し、世界中のSNSユーザーを震撼させた。UK版「エル」のリポートをお届け。

彼女の新サイト、「Let's Be Game Changers」はVimeoのビデオ投稿がメイン。最新の投稿では改めてSNSから離れた今の生活がいかに居心地がいいかを熱弁している。

オニールのこの行動は、瞬く間に話題になり、SNSが生活の一部となっている若者をハッとさせた。ソーシャルメディアの人気者が大金を稼ぎだすのはもはや目新しくないなか(#sponや#adなどの、広告系の投稿を自分のフィードで見たことがあるはず)、オニールは自分像を作り上げる強迫観念にかられ続けていたことについて正直に打ち明けただけでなく、ファンたちにもこのように問いかけた。
 
「私は今、ソーシャルメディアなしでどんなに自由な気持ちか伝えきれないくらい。もう二度と数字で自分を判断されたりしない。それは本当に息が詰まるものだった。あなたたちは型にはまって、やりすごすためだけにこの世に生まれてきたわけじゃない。あなたは自分がゲーム・チェンジャーだからこそ、いまこれを読んでいるのよ。あなたは自分の力をまだ分かっていないのかもしれない。私はようやく見つけたところ……。それが見つかったとき、最高の気分になるはず。あなたは本当の意味で輝くのよ!」
 
同じくインスタグラムで絶大な人気を誇るフィットネス・トレーナーのカイラ・イチネス(@kayla_itsines)は、このオニールの問いかけに対する自分の回答を彼女の400万人近いフォロワーにシェア。オニールに深く共鳴したようで、こう述べた。

 
「私のアカウントで、あなたたちが知らないことは沢山あるの。それは私がそれを見せたくないからじゃなくて、物理的に写真に撮れないだけ。例えば、朝5時の早起き、深夜の作業、フォロワーからの定期的な嫌がらせ、友人たちの理解不足について、日々のストレス……ほかにもたくさん」

 

I would like to touch on this recent 'Social Media is not real life' article. Three weeks ago, I made a post explaining "a side of social media that you don't see". What it REALLY takes. I explained that it's not as simple as posting a few photos of beautiful food, new clothes, luxury items (whatever celebrities post) and BAM , life is amazing. On my account, I'll tell you now, you don't see a lot of things. Not because I don't want to show you, because I cannot physically take a photo of them. Things like... the 5 am wake ups, the late nights, the constant bullying, the lack of support and understanding of friends, the stress.... and so much more When I began my Instagram I had 3 things I would never do - and I still haven't done. 1️⃣ I would NEVER promote something I didn't believe in (detox, fads, quick fixes), and I still refuse 2️⃣ I would NEVER sexualise myself or pose provocatively to sell anything.3️⃣ I would never only post information that suits my lifestyle. (For example, I don't really enjoy eating mushrooms, but I would never tell YOU not to eat them if they're good for you). I don't recommend you eat one certain way, I recommend you eat HEALTHY, and in which way you choose to do that, is completely up to you, so I like to provide information that suits all lifestyle preferences. If you are healthy and fit, I'm happy!! What I'm trying to say is that I want you ladies to be YOU. I want you to be the REAL YOU. My life, my food, my family ...isn't YOUR life, everyone is different. I post these transformations to show you there are SOOOO many girls out there on so many different journeys. All with one goal, to be happy, healthy and fit! Don't strive to live like, or be like, one person on social media. Create your own self. Be honest. Stick to your morals .. and always try and be the BEST person you can be. www.kaylaitsines.com/guides

Kayla Itsinesさん(@kayla_itsines)が投稿した写真 -

カイラのインスタグラム(@kayla_itsines)は現在も続いている。

カイラの投稿の全文は下の通り。
 
今日は最近話題のエセナ・オニールの「ソーシャルメディアは本当の人生ではない」という記事に触れたいと思う。実は3週間前、私も「あなたの知らないソーシャルメディアの一面」について投稿したの。実際に私の起きてることについて書いたわ。私はそこで、たとえばセレブリティのように、いつでもおいしそうな食べ物や、新しいウェア、ラグジュアリーなアイテムといった写真を投稿するのはそんなに簡単じゃない、ということを説明した。
 
私のアカウントで、あなたたちが知り得ないことは沢山ある。それは私がそれを見せたくないからじゃなくて、物理的に写真に撮れないだけ。例えば、早朝5時の早起き、深夜の作業、フォロワーたちからの定期的な嫌がらせ、友人たちのサポートや理解の不足、ストレス……ほかにもたくさん。
 
インスタグラムを始めたときに、私はある3つの掟を作った。そして今もそれを守っているわ。1.自分が信用していないものはプロモーションをしない(デトックス、ファッド・ダイエット、スピード・ダイエットなど)。2.なにかを売り込むために自分をセクシーに見せたり、挑発的なポーズをとらないこと。3.自分のライフスタイルだけに合った独りよがりな投稿はしない(例えば、私が苦手なマッシュルームのことを、体に良いのに「食べちゃ駄目」なんてことは絶対に言わない)
 
私は、ひとつの食事法だけを勧めたりしない。私が勧めるのはヘルシーに食べること。そしてその食べ方を選ぶのはあなた次第。だから、私はあらゆるライフスタイルに合うような情報を発信したい。あなたが健康的で元気なら私はハッピーなの! 私が伝えたいことはつまり、あなたはあなたでいてほしいということ。私はあなたに本当の自分でいてほしいの。私の人生、私の食べ物、私の家族……それらはあなたの人生ではない、ってことよ。みな、誰もが違ってるの。 私が投稿したたくさんの女の子たちのビフォー&アフター写真から、本当に沢山の女の子たちがそれぞれの人生の旅へ出かけたのがわかるでしょ。みんな、ハッピーに、そして健康になるというひとつのゴールを目指して。ソーシャルメディアにいる誰かのように、なにかになりきろうとしないで。あなたは自分自身を作り上げて。正直に、自分のモラルに忠実に……そして、いつも自分が素晴らしい人間になれるよう頑張って。あなたならきっとできるわ。 http://www.kaylaitsines.com/collections/guides

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Translation & Text: Naoko Ogata

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