この春、アクセを重ねないなんて! プロが指南するレイヤードルールと、その歴史
2018/03/12(月)
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パブロ・ピカソやアーネスト・ヘミングウェイといった当時の天才たちを魅了した黒人系ダンサー、ジョセフィン・ベイカー。想像を超えたエロティックで芸術的な踊りで、セックスシンボルとして崇められた。晩年は人種差別運動にも積極的に参加。photo: GETTY IMAGES

アクセのレイヤードは、'20年代女性の解放運動そのもの

インドやアジア、アフリカ文化からインスピレーションを得て、ブレスレットを重ね付けするアイディアは、1920年代から欧米でも広がっていった。

「アフリカ、オリエンタル、フォークロアの流行に乗ったその時代のアート運動でもあった」とファッション史研究家のグザビエ・ショーメットは説明する。アフリカ系アメリカンのジャズが流行り、当時一世を風靡したジョゼフィーヌ・ベイカー(Joséphine Baker)やジャズ・ダンスの基本ステップ“チャールストン”が、パリの夜をより一層美しいものに変えた。要するに、解放された女性たちは、伝統的で厳しいルールを気にすることなくおしゃれができるようになったのだ。アクセサリーのレイヤードは自分自身を解放することでもある。「彼女たちはもう何も恐れない」とジョセフィーヌは語る。「自由を得た女性たちが身につけたブレスレットやネックレスの音はファンタスティックで、まるで女性解放運動のサウンドトラックのように感じることができるのです」

translation: ELIE INOUE

  • フランス版「エル」の元記事はコチラ

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