2018/5/12(土)
ファッション界きってのロマンティスト、ドリス・ヴァン・ノッテンの10の名言
5月12日の誕生日で還暦を迎える、ベルギー人ファッションデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン。日本でもヒットし、現在も各地で公開中のドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』でさらにファンを獲得したに違いない彼は、テーラーの家に生まれ、16歳からアントワープ王立芸術アカデミーでファッションを学ぶ。1986年に「アントワープ・シックス」と呼ばれる6人のデザイナーとともにロンドンでコレクションを発表して大きな注目を集め、今では世界を代表する存在になった。彼ならではの、10の名言をここにプレイバック。
10
- 洋服は自分を覆い隠すためのもの。ファッションとは、コミュニケーションの手段なんだ。
- 僕たちの役割は、現実にインパクトを与えるべく共謀することではなく、夢を見てインスパイアすること。
- 僕にとって、制約とは必ずしもネガティブなものではない。制約はクリエイティビティを後押しすることができるから。だから僕は制約が好きなんだ。
- 変化というのは、必ずしも悪いものじゃない。いいこともあるよ。
- 醜いものが好きなんだ。驚かせてくれる意外なものがね。
- いつも言っていることだけど、ファッションとは時代を映す鏡なんだよ。
- 僕が作るのは、着ることができる服であって、アートじゃない。
- 強いストレスを感じる時は、ジャムを作る。結果がすぐ出るものが好きなんだ、ファッションは企画から完成まで非常に長い時間がかかってしまうからね。ジャムなら、2、3時間もすれば、何十個ものボトルがいっぱいになるよ。
- 人生を楽しまなくちゃ。ファッションなんて、そんなに重要なものじゃないさ。
- 男の子と女の子がいて、夜と昼がある。そしてなにより、愛がある。
Photos: Getty Images