ウインクニットが今季のマストハブ

――2015年春夏コレクションのインスピレーション源を教えてください。
 
SS：ファッションフォトグラファーのルイーズ・ダール＝ウォルフ（*1）が40年代後半にブラジルで撮影した、1枚の写真がインスピレーション源なんだ。ふたりの女の子が写っている写真でね。それからトロピカリア（*2）にも影響を受けている。ジャズレコードのアートワークやノートの表紙など、グラフィカルなディテールを取り入れているよ。これがイメージボードなんだけど――

_{*1　1930年～50年代にかけて『ハーパース・バザー』などで活躍した写真家
*2　60年代にブラジルで起きた、音楽やデザインの運動}

――とても可愛いですね！
 
SS：「マッキントッシュ」とのコラボレーションコートにあしらったテントウ虫のプリント（写真左）や、トワル・ド・ジュイ風のプリント（写真中）なんかも、トロピカリア時代のレコードジャケットがイメージソースだよ。この“band”プリント（写真右）は、「タンバ・トリオ」のレコードジャケットだね。

――では、現在ストアに並んでいる2014-15秋冬コレクションからおすすめアイテムを教えてください。
 
SS：ウインクモチーフのブラックニットがおすすめ。とてもシンプルだから、デニムでも、スカートでも、イージーパンツでも、何に合わせても可愛く仕上がると思う。クラシックでエレガントだけどユーモアが効いてるから、スーツに合わせてみるのも素敵だね。
 
 
――10周年を迎えたブランドの、今後の展望を教えてください。
 
SS：これからもコレクションは色々と変わっていくと思うけど、ストアをオープンしたことで、ブランドとしての世界観をより幅広く見せられることが楽しみ。ウィメンズも“ボーイ バイ”と“ガール バイ”がひとつのコレクションになったことで、より力強くブランドとしてのメッセージを発信できるようになったしね。例えば15SSコレクションがショップに並ぶときには、店内のBGMにブラジリアンジャズをかけてみたいと思ってるんだ。
 
 
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