セレブに愛されるラテックスクチュリエ「アツコ クドウ」の世界
レディー・ガガがエリザベス女王に謁見した際に着用した真っ赤なドレスに、「MTVビデオミュージックアワード」でのマイリー・サイラスのコスチューム、それらをデザインしたのは日本人のラテックスクチュリエ「アツコ クドウ(ATSUKO KUDO)」。そのクリエーションの秘密に接近!
ラテックスでスーパーウーマンになれる
ラテックスは女性をどう変えますか?
「私は自分を持ち、女性らしくて美しくなりたいと思う、すべての女性のためにラテックスの洋服を作っています。ラテックスを身にまとうと、女性は内面から自信があふれ、少し違う自分になれる気がするんです。目指すのは、身にまとうことで スーパーウーマンになれるファッション。写真家ニック・ナイトがディレクションし、全裸の女性に1枚ずつラテックスのアイテムを着せていったパフォーマンス『Dressing for Pleasure(*)』を見ていただくとわかりますが、女性はラテックスを身にまとうことでエンパワーメントしていくんです」
ラテックスはロンドンをはじめ欧米ではどのようにコーディネートされていますか?
「欧米ではラテックスはファッションの一部。結婚式などフォーマルな場から普段使いまで、ラテックスとほかの生地を組み合わせて楽しんでいます。パーティならグラマラスに全身ラテックスのドレスで、帽子、グローブ、チョーカーにベルトと小物で取り入れてみるのもおすすめです」
(*) 「Dressing for Pleasure video by Nick Knight」はYouTubeで閲覧可能。
TEXT : YOSHIE KAWAHARA
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PROFILE
工藤亜津子/「アツコ クドウ」デザイナー。日本のファッション専門学校を卒業後、1992年に渡英。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのシアターコスチュームコースにて、舞台衣装について学ぶ。ロンドンのフェティッシュショップで働きながらラテックスの研究を重ね、2001年「アツコ クドウ」を設立、2005年ブティックをオープン。2011年UK LINGERIE AWARDSの“Most Innovative Brand of the Year”受賞。2012年英国ヴィクトリア&アルバート美術館での「ボールガウン~1950年以来、英国のグラマー」展で、過去60年を代表する夜会服60体のひとつに選ばれる。2013/14年の英国Cool Brandsに選出。
SHOP
アツコ クドウ(ATSUKO KUDO)
64 Holloway Road, London N7 8JL
tel.+44(0)20 7697 9072 または +44(0)20 7700 4631
営業時間/10:30~19:00
定休日/日
http://www.atsukokudo.com/
セルフリッジ(SELRRIDES)
400 Oxford Street, London W1A 1AB
tel. +44 11 3369 8040
営業時間/月~土9:30~21:00 日11:30~18:15
不定休
http://www.selfridges.com/