フランス人の審判は!? メラニア・トランプ大統領夫人はモードの国で受け入れられたか?
2017/08/05(土)
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ふたり合わせて、トリコロール。右 メラニア・トランプ(Melania Trump) 左 ブリジット・マクロン(Brigitte Macron)

マクロン夫人の存在を曇らせるほど!? 評価の行方は?

フランス訪問でメラニア夫人が、フランスを代表するブランド「ディオール」の深紅のセットアップで登場した際、フランス人の反応はこうだった。「シックなフランスのファーストレディ、ブリジット・マクロンの存在を曇らせるほどグラマラス!」。そう、フランス人にとってメラニア・トランプは、アメリカのグラマラスなファッションアイコンとして受け入れられた。その夜のディナーでは、大統領就任舞踏会でも着用したフランス出身のデザイナー、「エルヴェ・ピエール」のドレス、翌日には「ヴァレンティノ」のフィット&フレアードレスと、フランスにゆかりがあるブランドのドレスを見事に着こなしたのが支持率アップの要因だったようだ。

まず遡るのは、2017年1月20日のワシントンD.C.。ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスに移る前日、オバマ大統領夫妻&ミシェル夫人の目前でこれからの4年について宣言をした。第45代目のアメリカ大統領が勝利を噛みしめている傍ら、ファーストレディのメラニアは、「ラルフ ローレン」のパステルブルーのスーツに身を包み、観客の注目を独り占め! それまで派手なイメージがつきまとっていた彼女が、見事“シックなファーストレディ”として舵を切ったのだ。その後、細部までケアが行き届いた少し謎めいた元モデルの彼女は、いつもノーブルなコーディネートで私たちを驚かせ続けている。無敵だったミシェル・オバマの例を振り返ると、ファーストレディは豪華なパーティのため12㎝のヒールを履き、シックで美しいパステルカラーのドレスや百点満点のスーツ、そして帽子など、幾度となく衣装を取り換えなければならない。

財務長官、スティーブ・ムニューシン氏と、女優/映画プロデューサー/作家の超美人、ルイーズ・リントンとの結婚式にて。

そして、ファッションは徐々にシフトしていく。ベルギー訪問の際はウエストをマークしたギンガムチェックのスーツのセットアップ、ローマでは法王に挨拶をする際には黒いレースのロングドレスとパープルがかったヴェール、シチリア島ではラメのアンサンブル、エルサレムの嘆きの壁の前では真っ白なスーツ。ファーストレディとしてG7を契機に中東とヨーロッパを初めて旅した際は、これまで以上に洗練されたコーディネートで人々を魅了した。米財務長官、スティーブ・ムニューシン氏とルイーズ・リントンの結婚式のでは、「ジェイ・メンデル」の愛らしいパウダーピンクのロングドレスで登場。

アクセサリーについては、フランスのメゾンである「クリスチャン ルブタン」のヌーディなパンプス&ポシェットに夢中のようで、登場回数が多め。結論から言うと、メラニア・スタイルは、確実にグラマラス。新たなファッションアイコンとして、フランスでは受け入れられたのだ。

「誰かが新しい人生を語るとき、必ずと言っていいほど新しいルックが代弁者となる」―ーフランス人にそう言わしめたメラニアスタイルを一気にプレイバック! 
 

>次ページから大統領夫人として公式行事に登場したメラニアスタイルを紹介

photo: GETTY IMAGES texr: ELIE INOUE

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