2014春夏新作＝A面ダフトパンク＋B面ルー・ドワイヨン!?

エル・オンライン（以下、E）：編集部員はみんな「ロジェ ヴィヴィエ」の大ファン！　なので、2013年9月に東京にブティックがオープンしたのは、うれしいビッグニュースでした。
　
ブルーノ・フリゾーニ氏（以下、B）：ありがとうございます。松屋銀座の「ロジェ ヴィヴィエ ブティック」はデパートのなかにあるインショップですが、パリ本店と同じあたたかみとエレガントさが感じられる自慢のショップです。
　　
E:2014春夏コレクションではどのようなパリジェンヌをイメージしましたか？
　
B:今回のコレクションはセクシーで、マスキュリンフェミニン。まさにブランドアンバサターのイネス・ド・ラ・フレサンジュのような女性。具体的には90年代の「ヘルムートラング」のようなイメージです。遊び心があってセクシーなパリジェンヌですね。
　　　　　
E:ブルーノさんなりに今回のコレクションを表現すると？
　
B:今回のコレクションはカセットテープのＡ面とＢ面のようにふたつの側面があります。Ａ面は構築的。Ｂ面はプレイフルでフェミニン。それぞれに音楽をつけるとしたら、Ａ面はダフトパンクの「ゲット・ラッキー」で、Ｂ面はルー・ドワイヨンの「プレイシーズ」。人は誰でもＡ面＆Ｂ面のような二面性がありますよね。Ａ面ではすごくきっちりしているけど、Ｂ面ではちょっとカジュアルになりたかったり。そんな人間の二面性がデザインで表現できたらな、と思ったんです。
　
E:A面、B面のシグネチャーアイテムは？
　
B:A面は新作バッグの“U-ルック”。ふたつのU-シェイプで作られたバックルがアイコンで構築的なデザインです。Ｂ面はブランドのシグネチャーであるコンマヒールの“ヴィルギュル”。ストラップがセクシーなアシンメトリーになっていたり、クリア素材だったり、今季は官能的なデザイン。幾何学模様の“プリズミック”も光の反射で印象が変わる遊び心のあるデザインですね。
　　　　　　　　　

E:2013年の“ヴィルギュル”シューズのキャンペーンに登場した“it girl”のアトランタ・デ・カディネットはフレッシュで、復刻版“ヴィルギュル”とあいまって魅力的でした。彼女を起用した理由は？
　
B:アトランタはとてもフレッシュで少女のようなイノセントな雰囲気とロックな部分を併せもっている女性。彼女を撮ったフォトグラファーのオリヴィア・ビーもまだ当時19歳でエスプリのある写真が得意。そんなふたりを組ませることで「ロジェ ヴィヴィエ」に新風が吹いたと思います。フレッシュなシューズはバッグのスタイリングも表現できたので、私たちが伝えたい“自分らしいスタイルを楽しむ女性”という部分がみなさんにも支持されてうれしいです。
　
E:2014春夏は誰を起用する予定ですか？
　
B:イネスがブランドアンバサターというのは変わりなく、彼女は普遍的なパリジェンヌのイメージ。それに加えて、シーズンごとにイメージキャラクターを起用していきます。2014春夏コレクション“ヴィヴィエ コード”ではファッションスナップの常連でトレンドセッターのロシアンガール、ミロスラヴァ・デュマが登場します。今回もオリヴィア・ビーとのコラボで素敵に仕あがっていますよ！
　　　　　　　　　　　　　　 

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