本当にR指定。セクシー全裸ボディ満載の「ゲーム・オブ・スローンズ」最新シーズンがスタート

女優たちが惜しげもなく裸体を晒す大人気戦国ドラマが先日7月17日午前10時(日本時間)、ついに再スタートを切りました。R-15を誇るエログロファンタジーで視聴者を釣っているものの、ドラマの真価は現代にも通用する魅力的な女性の生き様。今回はエディターKeiichiが、第7seasonで活躍を期待する女性キャラクターBest3をご紹介。

(c)HBO

GOTシーズン7で期待したい女性キャラ第1位 アリア・スターク
 
七王国の王のもっとも忠実な臣下を父にもつ一家の次女でありながら、父が反逆罪で処刑されたため逃亡生活を続けてきたアリア。父親の首が斬り落とされる場、兄が暗殺される場に立ち会ってしまったため、誰よりも復讐心が強く、孤独な暗殺者になっていく過程がとても哀しいのですが、アリアは誰よりも自立した女性。男の子のように育ち、姉には「女の子らしくしなさい。損するわよ」と説教されても弟の誰よりも武術に励みます。そこがもうキュンときます。

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暗殺者集団に弟子入りしますが、ひたすら暴力的に訓練され、彼女を快く思わない暗殺者仲間に殺されかけ(写真)ます。そうして修羅場をくぐった結果、先日世界中が注目した第7シーズン第一話では冒頭に登場。兄と母を卑劣な手段で殺害した一家を見事毒殺。ただ、女性は助けてあげます。彼女たちも男たちに蹂躙された被害者であることを知っているから……。その辺も男前で胸キュン。演じるメイジ―・ウィリアムスはユニークなファッションがとても似合うキャラクター。ヒップなモード誌のカバーをつぎつぎと飾る個性派おしゃれ女子としても育っています。

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GOTシーズン7で期待したい女性キャラ第2位 サンサ・スターク  
 
シーズン1に登場したときは「私、王妃になるの。だから女磨きしなきゃ」と恥ずかしげもなくのたまい、トムボーイな妹アリアに「もっと女の子らしくしなさい!」とどこの家父長制の遺物かと驚くような説教をしたりと、好きになる要素がまるでなかった長女サンサ。

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ですが、無事婚約した王子は殺害が趣味の変態。姑は嫁へのいけずが誰よりも好きな変態。命を守る為政略結婚した貴族も殺害が趣味の変態……と変態軍団に散々蹂躙された結果、「信用できるのは自分だけ」と一念発起して自立。他人に振り回されるのではなく、自分の意志を貫くために冷静に人を使う知的な女性に成長し、見事奪われた土地を奪い返した瞬間に大拍手を送ってしまいました。蹂躙した夫を彼の愛犬利用して処刑するシーンなどは、グロくて怖いのですがそれでも胸がスッキリしたほどです。自主自立した女性のなんと素晴らしい事でしょう! 演じるソフィ・ターナーは「ルイ・ヴィトン」のキャンペーンにも抜擢され、彼氏はジョー・ジョナス。今ファッション界でももっともアツい“It”ガールのひとりです。

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GOTシーズン7で期待したい女性キャラ第3位 デナーリス・ターガリエン  
 
シーズン1では、兄や父に散々利用され、イチ王室のお姫様でありながら政略結婚のために「蛮族」に嫁がされたデナーリス。ひたすら耐える女でイライラするっ……と思わせておいて、命を懸けて炎に飛び込んだら、ドラゴンは生むわ、焼け死なないスーパーパワー(写真下)を手に入れるわで、もはや人ではないレベル。それまでは「自分は利用されることにしか価値がない」と自己評価を低めていたけれど、ひとたび自信をもったら隠されていた能力を発揮し、リーダーとして輝いていく。まさにキャリア女子憧れのロールモデルです。

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彼女が目指すのは、自分たち女性が抑圧され、弱者を利用するような秩序をつくった現体制の転覆です。新体制にもっとも邪魔なのは、女性なのにそれにしがみつくことで絶対的な権力を得た女帝サーセイ・ラニスター。彼女をどう王座から引きずる降ろすのか、それとも失敗してしまうのか。想像するだけでご飯何杯もいけます。
 
デナーリスが現代的なのは、自分に自信がもてるようになるのと同時に、性的欲求も解放させていくところです。セクシャルに自由を得ることは、「女性だから」と人を抑圧するあらゆるプレッシャーを解消する一助になりうる。制作者側のそんなメッセージが伝わってくるようです。シーズン7では、彼女が自分の意志で政略結婚を選択しようとしますが、最後にどのような形で実行されるのかが楽しみです。すごくスタイルがいい訳ではありませんが、匂い立つような色香と強い眼力、そして笑顔がとてつもなくチャーミング。「ディオール」のジュエリーの広告にも登場し、コレクションの常連にもなっています。

  • Illustration:DAICHI MIURA

    Keiichi:デジタルフィーチャー&ニュースエディター。ナタリー・ポートマンに会ってきました。マルチリンガルな彼女とヘブライ語話で盛り上がり、子どものころ読まされて以来30年ぶりに勉強し直してみようかなと思ってしまいました。とにかく言語として美しいんです。

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