2016年秋冬メンズコレクションと同時に2016プレフォールウィメンズコレクションが一挙に発表された今回のショー、『サンローラン・アット・ザ・パラディアム』。1966年にパリの左岸にオープンしたプレタポルテライン「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」の50周年を記念して実施されたプレミアムなショーのランウェイには、ブランドを象徴し’90sを代表するシャープなシルエットや、アーカイブのプリントやモチーフを携えたアイテム、さらにこれまでエディ・スリマンが提案し続けてきたユニセックスなアイテムが次々と登場。ゲストを沸かせるコレクションとなった。

今回のショーは、2011年にロサンゼルス現代美術館で行われた写真展『カリフォルニア・ソング』に続き、ロサンゼルスで行われる記念すべき2回目のプロジェクト。グラミー賞ともゆかりの深い劇場、ハリウッド・パラディアムで実施されたこともエディがこれまで行ってきた音楽への熱心な取り組みを物語り、特別なショーとしての位置づけもうなずける。

また、開催前にはインスタグラムや公式サイトなどSNSでエディ・スリマン自身が撮影した写真を発信し、街中にはショーを告知するポスターを掲出するなど、新しい試みにも挑戦。ショーのあり方が多様化する今、コレクション発表の場もやり方も、独自の打ち出しで“色”を出すブランドが増えていきそうだ。

会場にはレディ・ガガやエル＆ダコタ・ファニング姉妹、アレクサ・チャンなど豪華セレブがフロントローを飾り、また、アフターパーティにも名だたるアーティストが参加。エディ・スリマンによるファッショナブルな一夜を楽しんだよう。豪華な面々が登場する会場スナップの様子もチェックして！
 
来場セレブのスナップはこちら　＞