- 第72回ヴェネチア国際映画祭2015 女優たちの優秀ドレス第一弾(前編)
- 第72回ヴェネチア国際映画祭2015 女優たちの優秀ドレス第一弾(後編)
- 第72回ヴェネチア国際映画祭2015 中盤戦のベストドレッサー女優を探せ!【前編】
- 第72回ヴェネチア国際映画祭2015 中盤戦のベストドレッサー女優を探せ!【後編】
第72回ヴェネチア国際映画祭は南米のゲイドラマが最高賞!
9月12日(土)、第72回ベネチア国際映画祭が閉幕。そこで終盤戦の女優ドレスをお披露目。と、その前にコンペティション部門で受賞した主な作品をご紹介!
★金獅子賞(最高賞)
『Desde allá(原題)』(ベネズエラ) 監督:ロレンソ・ビガス
金で若い男性を買ってきた普通の中年ゲイ男性が、ある日ギャングを率いる17歳の少年と出会ったことで、運命を大きく変えていく……。同性愛差別が深く根付いていると欧州のLGBTQメディアで判定されたこともある南米ベネズエラを舞台に、歳の離れた男性同士のセクシュアリティと感情をドラマチックに描いた作品。
★銀獅子賞(監督賞)
パブロ・トラペロ 『El Clan(原題)』(アルゼンチン/スペイン)
80年代に誘拐や殺人を繰り返した、プッチオ一家の実話。
★女優賞
バレリア・ゴリーノ 『Per Amor Vostro(原題)』(イタリア)
バレリアが演じたのは、何も問題がないように気を付けてきたナポリの主婦。灰色の毎日を送る彼女が、暴力的で口汚い夫とプロンプターとして働く現場で出会った美しい俳優との間で揺れ動くことで、色鮮やかな世界を取り戻す物語。
★男優賞
ファブリス・ルキーニ 『L'Hermine(原題)』(フランス)
10年もの間判決を下すことから逃げてきた判事を演じたフランスを代表するコメディアン、ファブリスが受賞。ある日、人生で唯一愛した女性が陪審員として現れたことで判事としての姿勢が変わっていくシリアスドラマ。
次ページから女優達のクロージングドレスをご紹介>>
Text : Ryoko Tsukada