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「日焼け止めを塗っておけばいい」は迷信!
UVカット剤を塗っていたのに日焼けしてしまった……、シミが…… という声をよく聞く。結論からいうと、それは、塗っている量が少なく、塗り方が間違っているから。
UVカット剤に表示されているSPF値などは、1平方cmに約2グラムを塗って計測した数値。これって、結構な量! ってことは、ムラなく厚めに塗らなければ意味がないってこと! 今や紫外線は、シミだけではなく、シワやたるみの原因ともいわれている。ちゃんと塗っていなければ、今こうしているときも、シミやシワが増えているかもしれない……。
私の場合、UVカット剤は「ハミガキ塗り」が基本。1回に塗る量は、かなり大きめのパール粒大。それを中指と薬指の腹にたっぷりとり、指の腹全体ですーっと大きなストロークでのばす。まるで壁塗りをするようなイメージだ。
もちろん、生え際やアゴの下、首、デコルテなど、服から出ている部分すべてに塗る。ゴルフをするときなどは、もっとも日焼けしやすい頬にのみ、さらに2~3 回塗り重ねる。よくほんの少量を指先でちょこちょこ塗ったり、手のひらに広げて大雑把につけている人がいるが、それでは気休めにしかならない。
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倉田真由美/美容ジャーナリスト
女性誌編集部、編集プロダクションを経て、1987年よりフリーランスに。現在は『エル・ジャポン』『フィガロ・ジャポン』『美的』『エクラ』『クロワッサン』をはじめとする女性誌の美容ページや、新聞のコラム執筆、美容にまつわる トークショーなど、幅広い分野で活躍中。近書に、『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社刊)がある。