特集(エディターズPICK)
2016/08/10(水)
FROM 2016AW BACK STAGE

バックステージから盗め! 秋の最新へアトレンド実践編

秋冬ファッション戦線もスタート、ヘアも秋のトレンドを取り入れたい気分に。どんなシルエットやテクスチャーがINなのか、今年らしく見えるポイントは? などを、モードヘアの巨匠・YASさんが徹底レクチャー。バックステージのモデルたちから学ぶ2016AWの最旬ヘア、今すぐ真似してみよう!

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2016秋冬ヘアは質感が決め手

ファッションのセグメンテーションが進み、“今季トレンドはコレ”と一括できないのが2016年の秋冬。その流れを受けて当然ながらヘアも、百花繚乱の様相に。
 
「筆頭に挙げるなら、“'90sテイストの復活”。トレンドがひとつに絞れずみんなが次のアイコンを模索していた頃の空気感にとても似ている。こういうときは、ファッションにせよヘアメイクにせよ、アクが強すぎるトレンドは生まれないもの。リアルクローズに沿ったスタイルが主流になるから、モードに見せるならちょっとした“崩し”が必要」と語るのは、ヘア・アーティストのYASさん。
 
「どんなスタイルを選ぶかは、自分のファッションの好みに合わせて。ただ、そのとき“2つの質感”をミックスすること。そうすれば、ヘアがグッと今年っぽくなるよ」と、YASさんは続ける。つまり、全体を巻き髪やしっとりまとめすぎるととつまらなく、格好悪くなってしてしまうのだ。あえてオイリーとドライな部分を、ヘアの表情に混在させる。そういったWのディテールをひと工夫すれば、2016AWのトレンドヘアは容易に叶う。

  • お話を伺ったのは
    YASさん
    ヘア・アーティスト。日本とフランスで技術と理論を徹底的に学び、コレクションを中心にインターナショナルに活動。みずみずしい感性とそれを裏打ちする理論に多くのファンが。モデルや女優からの支持も厚い。近年はフォトグラファーとしても活躍中。   http://www.m0mo.co.jp/

Text:Satoko Takamizawa Photo;Imaxtree

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