――セルフコントロールは大切な要素　
「単に外見の問題ではなく、美容、ファッション、内面など、いろいろな要素がミックスされてエレガントな魅力をつくり出しています。強いていうなら、自己管理ができていること。スキンケアやヘルスケア、またメンタルケアなどを通し、自分を大切にしていれば、他人に対してもエレガントな気遣いができるし、自信をもつことができるはず。そういう点では、日本女性はとてもエレガントで魅力的だと思います」
  　
――エレガンス≠フェミニン。それは男性にも使う言葉
「エレガンスという褒め言葉は、女性だけではなく、男性にも使うんですよ。特にこの20年で、身だしなみに気を配る男性が増え、エレガントであることを堂々と求める傾向が強くなりました。一方、パリジェンヌは、ここ最近でよりアーティスティックになりました。ラグジュアリーなものと、フリーマーケットなどで見つけたものを組み合わせるなど、誰かの真似ではなく、自分らしいクリエイションのある着こなしにエレガンスを感じています」
　　
↑MAYUMI’s EYE↑
“エレガンス”は訳すのが難しい言葉だけれど、あえて日本語にするなら、「洗練されている」「品性がある」「感じがいい」といった表現が似つかわしい、と今回のインタビューで確信。内面と外見のバランスがとれていることが、それには必要！
　　　

――エレガンスには、ネックゾーンのケアが欠かせない
「フレンチエレガンスを意識するなら、首とデコルテ(胸元)のお手入れをする習慣ををおすすめしたいですね。日本女性は顔のケアを重視する傾向にありますが、フランスのエレガントな女性は、ボディも同じか、それ以上にケアしています。特に首とデコルテは、他人から見て、とても目立つところ。年齢感も出やすいので、見た目のエレガンスには欠かせないポイントです」
　
↑MAYUMI’s EYE↑
首とデコルテに対する美意識は、フランスの正装であるローブデコルテという“見せる文化”の中で育まれたもの。和服という“隠す文化”をもつ私たち日本人と は、ある意味、真逆。とはいえ、首元を露出する機会も増えた現在、ネック＆デコルテをケアする習慣を、これから身につけなくては！