2016秋冬メイクアップトレンド from ランウェイ
ここ数シーズン続いてきたミニマリズムからデコラティブなルックへ。そのときメイクアップはどう変わる? 2016-17年秋冬コレクションののランウェイで、チェックすべきメイクアップの潮流はこの4つ。アップカミングなモデルから、注目のメゾンまで、インスパイアされるルックにフォーカス!
Noble Clean Look
気品と不変の美を表す高貴な顔立ち
ノーブルライフを送る女性が着る、デコラティブなドレス。それはまるで貴族たちの生活を描いた『ダウントン・アビー』の主人公たちたちがもつ気品を感じさせる。そんな生まれもった品格と清潔感を漂わせるルックに不可欠なのは、内側からにじみ出る透明感に、うっすらと1枚ベールで覆ったような肌感。加えて、シェーディングかほんのり色を感じさせる程度のチーク、きれいに形を整えた眉、が基本ルール。「ドルチェ&ガッバーナ」や「ステラ マッカートニー」のクリーンなメイク、また来季からサンローランを取り仕切る「アンソニー・バカレロ」の女性像は、そんなヨーロッパの上流階級を彷彿させる。「カルバン・クライン」や「アクネ」はNYのアップタウンに住む女性たち、はたまたエグゼクティブなファッションウーマンのように凛とした気品が漂う。
photo:Imaxtree text:Yumiko Akita