モードな女は赤が好き! 【PART2 熊井綾子さん編】

赤リップマスターへの道 by ディック・ページ 

この春夏、1本はもっていたい赤リップ。ひと塗りでモードな顔に変身するための赤リップ攻略法は? 「今っぽいつけこなし方を知りたい!」という赤リップラバーをモデルに、メイクの巨匠ディック・ページ(資生堂アーティスティックディレクター)が直接指南! Part1に続いては、赤リップ初心者でもトライしやすいソフトな色みに仕上げるプロ技。

主張は控えめでいて美人度UPの万能カラー

シックなおしゃれに定評のあるフリーランスPR ディレクターの熊井綾子さん。モードでシンプルなコーディネートに欠かせないのが赤リップだという。 
 
「カジュアルな洋服でも赤リップをつけるだけでぐっと華やぐし、肌が明るく見えるので、外出するときにはほとんど赤リップ。色のトーンや発色、質感、塗り方を、TPOで変えるようにしています。たとえば、ちょっとした気軽なお出かけや、初めての方と会うようなときは血色がよく見えるように、控えめな赤でグロスや薄づきのリップを選びます。パーティや少し華やかな場所には、鮮やかな赤をたっぷりと。黒髪なので、ゴスっぽく見えないように気をつけています」と、普段から上手に使いこなしている熊井さん。 
 
この日は、ナチュラルトーンのメイクで口元にはほんのり赤みををプラス。そんな熊井さんを見てディック・ページが素早くセレクトしたのは、トーン違いの赤リップ2色。「資生堂 パーフェクトルージュ」の新色“スイートピー”という可憐な名前の1色と、英語で「荘厳な、崇高な」という意味をもつ“サブライム”の掛け合わせ。アイメイクに触れることなく、軽くタッチアップしただけで顔の印象が劇的チェンジ! 果たしてディックはどんなマジックを使ったのか、そして塗るだけでたちまち美人度がアップする赤リップの魅力とは何か? 

  • 【熊井さんのメイク後記】 
    普段なら自分が選ばないような色もディックの手にかかれば自分にぴったり合って、とても華やかな仕上がりに驚きました。そして、リップひとつでも丁寧に色を重ねていくプロセスが新鮮でした。普段1種類のリップしか使用しないので、さすがプロフェッショナルの仕事は違う! 「1日1分でも良いから鏡を見る時間を増やして、ひと手間かければいいんだよ」という言葉を伺って、このほんのひと手間が大切なんだと痛感しました。 
     
    熊井綾子さんのブログ「Ayakoのこころをゆたかにするヒント」はこちら>>

  • Profile
    ディック・ページ(Dick Page) 
    イギリス生まれ。ロンドンを活躍の場としてファッション業界に進出後、NYへと拠点を移す。「マイケル・コース」「ナルシソ・ロドリゲス」「マーク BY マーク ジェイコブス」「セリーヌ」などのファッションショーのメイクを担当し、創造性に満ちたタイムレスなメイクで高い評価を受けるメイクアップアーティストのひとり。世界各国のモード誌でもクリエイターから絶大な支持を得ている。

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Photo:Yoshihiro Toyota(pinx.)

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