特集(エディターズPICK)
2015/07/06(月)

モデル・アンジェラが明かす、“ブリティッシュ・ビューティ”の神髄

日本人とイギリス人の両親を持ち、14歳でモデルデビューを果たしたのち、1999年に渡英。7年間ロンドンをベースに、世界中でモデル活動を行ってきたモデルのアンジェラ。そんな彼女は、オーガニックを取り入れたホリスティックな美容習慣を実践するなど、ビューティ賢者としても注目を集めている。まさに“ブリティッシュ・ビューティ”を体現するような存在である彼女に、イギリスならではのビューティ事情や、オーガニックカルチャーについて話を聞いた。

> <

1/3

アンジェラ(ANGELA)photo : Makoto Nakagawa

外見と内面の美しさの両方を叶える鍵は、“優しさ”

ELLE(以下E): まず、“ブリティッシュ・ビューティ”をひと言で言い表すとしたらなんでしょう?
 
ANGELA(以下A):英国で言う“ブリティッシュ・ビューティ”は、“イングリッシュ・ローズ”という表現で例えられることが多いです。その意味するところは、フレッシュなナチュラルビューティ。イメージするなら、茶色い髪に青い瞳、そして頬がほんのりピンクな女性です。それも、メイクで仕上げたピンクではなく、自然と内側から色づいている頬。アクティブでフレッシュで、ナチュラル……これが、イギリスにおける美しさの基本ですね。また、この「ナチュラルである」ということは、見た目だけでなく内面にも共通して求められています。性格が穏やかで、自然が好きな女性。しなやかでソフトな一面を持った女性が、美しいとされています。
 
イギリスの美意識のなかでは、特に“優しさ”が、強い価値を持っています。でもそれは、男性に対してだけでなく、女性や動物、自然にも同じスタンスであることが大事です。男性とも女性とも、ナチュラルに対応ができる女性。私自身も、英国女性のそういった姿勢が好きですね。

photo : Getty Images

E:フランス女性は赤リップにマスカラが定番ですよね。英国女性にも、定番のメイクアップはあるのでしょうか?
 
A:イギリスは、多様性を大事にする文化なので、いろんな美意識が存在します。でも根本的な考えとして、“絶対に厚塗りにはしない”ということはあると思いますね。“メイクしています感”を出さずに、ナチュラルな印象をキープすることが重要視されている。メイクのスタンスとしては、「少し手を加えて、元の印象をよくする」という考え。「メイクで違う顔になりたい」ではなく、「自分の顔のなかで、どこを強調させたら素敵になるか」ということを考えて、メイクをしている女性が多いと思います。それがリップだったり、アイだったり。自分の顔に応じてそれぞれメイクを楽しんでいるので、いろんなメイクアップの女性がいますね。でも、何か定番があるとしたら、ナチュラルリップ派は多いかもしれません。英国で赤リップはマチュアなイメージが強いので、フレッシュでソフトな印象を大事にする英国女性のなかでは、少数派だと思います。

1/3

< >
  • アンジェラ(モデル、ライター、クリエイター)
     
    イギリス人の父と日本人の母のもと、東京に生まれる。14歳からモデルとして雑誌や広告、ファッションショーなどで活躍。7年間ロンドンをベースにNYやパリでも活動し、インドやメキシコ、イスラエル等様々な国を訪れ、衝撃を受ける。2006年には拠点を東京に戻し、モデル業を軸に、トークショーや執筆、デザインなど様々な形で表現をし続ける。
    エージェンシーHP/http://tateokaoffice.com/models/angela/
    オフィシャルブログ/http://ameblo.jp/angela-rey

  • エル・ジャポン8月号をCHECK!
     
    現在発売中の『エル・ジャポン』8月号でも、イギリスを総特集! 最旬ブリットガールから音楽に端を発するブリティッシュカルチャー、最新のロンドンアドレスまで。ONLINE・本誌合わせてイギリスの“今”をチェックして!

    購入する

MORE TOPICS

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集(エディターズPICK)一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト