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photo : Gettyimages

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■お知恵2

「先が見えない」「将来どうしたらいいかわからない」……ならば

「目の前のことを直視するしかない」
生きている限り、誰も皆先なんて見えないんですよ。この不安定な社会の中で、5年先、10年先の自分がはっきり見えている人なんていません。勉強していれば大学に入れ、いい会社に入り、といった将来が保証されるという過去の概念は今、崩壊しています。だから今、自分で考えるしかないんです。
 
将来が不安、と語る方に限って、大変なことを直視しようとしない傾向があります。例えば、部屋のなかに強盗がいて何か行動しなきゃいけないのに、耳をふさいでテレビを見続けている、といったイメージ。走って逃げるとか、110番に通報するとか、フライパンで頭をなぐるとか、何かやるべきなのに、はなから見ざる聞かざるで、物事の重大さを見ようとしないんです。現実から逃避したいのかもしれませんね。まずは起こっていることを直視しましょう。でないとなにも行動できないもの。

  • よしもと ばなな
    1964年東京生まれ。日本大学芸術学部文藝学科卒。1987年に小説『キッチン』(第6回海燕新人文学賞)でセンセーショナルにデビュー。おもな著作に『うたかた/サンクチュアリ』(第39回芸術選奨文部大臣新人賞)、『TUGUMI』(第2回山本周五郎賞)、『アムリタ』(第5回紫式部賞)、『不倫と南米』(第10回ドゥマゴ文学賞)など。「スカンノ賞」「フェンディッシメ文学賞」などイタリアの文学賞も受賞。『人生の旅をゆく』『人生の旅をゆく 2』(NHK出版)などのリアルで人を勇気づけるエッセイも多数発表している。近著に『さきちゃんたちの夜』(新潮社)がある。
    公式サイト http://www.yoshimotobanana.com/

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