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photo: Getty Images

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カップルのためのPACS、ファミリーのための結婚?

こうした状況を背景に、人口統計学の専門家は「現代のフランス人にとってPACSはカップルのため。結婚はファミリーのための制度」という。18歳から39歳のパクス契約者の約半数は子供を持たず、その数は同年代の既婚カップルの3倍である。が、女性の出産をきっかけに結婚へと移行するカップルが多いのも事実。出産・子育てに関して結婚が(制度的に)特に有利ということはない。が、PACSを通じて二人の関係を深めた後に出産を考え、子育てをともに分かち合える相手と互いが信頼できるなら……、結婚?? まるで石橋をたたいて渡るかのようだが、これが現在、多くのパリジェンヌが現実的に歩む道筋のよう。
  
二人だけのカップルならPACSで十分。子供を持ち、ともに育てるファミリーとして未来を考える段階まで二人が着実に歩んだとき、さらに一段階進んだ(もう少し面倒でも、お金がかかっても)「結婚」するという感じだろうか。つまり、「結婚」はスペシャル。結婚が始まりでは、リスクが多すぎる。カップルとして、家族としてしっかりタグを組める相手と腹をくくってするもの。本来、結婚とは、そうあるべきものなのかもしれない。

「結婚かPACS(パクス)か? フレンチ・カップルの選択肢」トップへ

text: Chiyo Sagae

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