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photo: Getty Images

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子供を持ち、パートナーと向き合いたいと願うから……

フランスで増え続けているのはPACSだけではない。実は出生率も2006年以降EU内のトップで、年々上昇し続けている。一人の女性が生涯に生む子供の平均数も2人を超えた。同時に、今やフランスで生まれる子供の二人に一人が婚外子でもある。これらの統計からも「子供は欲しい。が、それは結婚とは別」とフランス女性が考えているのが伺える。出産・保育手当、住居手当、ベビーシッター費の免税など社会保障が充実し、保育園、保育母制度の改革も進む。子供が多いほど減税率も高く(つまり2人なら約半分)、各種手当も増加する。授業料は大学教育まで一貫して無償だから、教育費も基本的にはかからない。
 
こうした制度の恩恵は、結婚、PACS、シングルマザーに関わらず受けられるから、子供を望む女性たちの視野も、選択肢も大きく広がる。真剣に仕事をし、経済的基盤を持つ個々の男女が、さらにパートナーとの愛情関係をシビアに、リアルに「人生の幸福追求」として望むのもうなずける。だから離婚も別れも多く、そこに躊躇は少ないのかもしれない。

「結婚かPACS(パクス)か? フレンチ・カップルの選択肢」トップへ

text: Chiyo Sagae

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