【第二回・遺伝子検査編】ついに最新医療を導入! 2人の相性は? 恋の行方は?
『エル・ジャポン』9月号「女の決断」特集で掲載したUS版エルのリポート「エル×エスクァイア」編集者の恋愛マッチング実験。初対面の2人が最新の遺伝子検査、心理テスト、カウンセリングによる相性診断やデートを通して、果たして恋人になる可能性はあるのか?という内容。気になるその結果は本誌で確認いただくとして、日本でも同様にエル・エディターが実験をスタートします! お相手は男性誌『メンズクラブ』の編集者。同じ会社ながらなかなか接点のない2つの編集部から初のカップル誕生となるか? 初デート、遺伝子検査、二度目のデート、婚前カウンセリングという全4回のリポートを予定しているので、ぜひ一緒に行方を見守って! 今回は各カップルが「遺伝子検査」を行い、DNAレベルで相性がいいのかをチェック。

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Case1:エル・エディターT×メンクラ・エディターK
【エル・エディターT】
私たちの第2ステップ。それはお互いの遺伝子から相性を調べるというもの。遺伝子検査といっても髪を3本検査キットに入れ、あとは簡単な体質チェックシートに答えるのみ。あまりにも簡単なことだったので拍子抜けしたが、数週間後に聞きに行った結果もやや拍子抜けだった。
性格を判断する3つの肥満遺伝子のタイプが似ているため、なんと男女の相性としてはイマイチ(先生がちらちらと気を使いながら話してくれた)。異なる遺伝子同士のほうが夫婦関係には最適という研究結果の逆をいくものだった。遺伝子はもちろん性格にも通じているとのことで、先生はアーユルヴェーダの考えに落とし込んだタイプ診断も教えてくれた。私は風のタイプ「ヴァータ」。簡単にいうと神経質で心配性、物事を気にしやすいタイプ。Kさんは、情熱的でリーダーシップをとる火の性質「ピッタ」と私と同じ「ヴァータ」の両方を掛け合わせたタイプ。ちなみに私のような繊細なタイプには大らかでどっしりとした男性がよいとのこと。
「なるほど」。お互い思い当たるふしがあると感心しつつも黙り込んでしまう(のはなぜ?)。
第1回目のデートで、お互いの考え方や嗜好の相性は悪くないことを感じでいただけに不思議な感覚に陥る。遺伝子が似ている=性格も似ている=夫婦関係は?? 少しもやもやしてきた。これからの恋愛のとらえ方が複雑化してきそう。
【メンクラ・エディターK】
毛髪3本を提出し、遺伝子レベルで男女の相性を量るという……。前回の食事の段階では、まだまだ“会社の同僚”の域を超えていなかった。この先、通常であれば数回のデートを重ねて2人の相性を探っていくのだろうけど、この遺伝子検査はその結果次第では3回分くらいのデートをすっ飛ばす効果があって、「俺たち恋人になったほうがいいみたい」的な流れに一気にしてくれる、のだろうか(笑)。常日頃、人間は精神的な生き物だと思っているけれど、そんな自分も遺伝子に従うのかしら? 気持ちの変化が予測できない。恐るべし、遺伝子検査。
Tさんとクリニックで待ち合わせて、担当医の結果発表を聞いた。結果、「二人の遺伝子レベルでの相性はかなり悪い」と(笑)。ヒトは異なったタイプの遺伝子を求めるのだそうで、その点我々はかなり似通った者どうしとのこと。なるほど、初回の食事でかなり親近感が湧いたのはそういうことなのか、と腑に落ちた。似た遺伝子同士は、ビジネスパートナーとして機能するらしい。
「えー。ビジネスパートナーかー。ざーんねーん」と思った刹那、
「ざ、ざんねん???」と自問自答。
ちょっぴり期待していたみたい(苦笑)。
彼女のほうは結果を聞いて「フムフム」みたいな顔をしている。
「ざーんねーん」とか言わないかな。
遺伝子はNOだけど、結果を聞いたら彼女の反応が気になっている。やっぱり人間は精神的な生き物だな、と。つまり、遺伝子の結果に反して、もう一度デートに誘ってみようかな、という考えに至っています。
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- エル・エディターT 36歳。主にエル・オンラインのファッション担当。ガテン系の根性で仕事をこなすものの、至って涼しくみえるクール女子。
- メンクラ・エディターK 39歳。『メンズクラブ』のファッション担当。仕事もプライベートも段取りが早いメガネ男子。ひとたびメガネを外せばつぶらな瞳。
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■今回検査を行ってくれたのはこちら!
遺伝子学とアーユルヴェーダで相性診断
性格を表わす「UCPC1」「ADRB2」「ADRB3」の3タイプの肥満遺伝子を調べる遺伝子検査(81通りの保有パターンあり)と、後天的な性格を調べる問診、さらにインド古典医学のアーユルヴェーダに基づくオリジナルな方法で男女の相性を診断。
医道五十三次クリニック
東京都品川区北品川1丁目22−17
tel. 03-6433-9032
http://www.idou53.jp/