エディターズPICK 2018/6/8(金)

フォーマルのプロが解説! ロイヤルウェディングのゲスト、だれがおしゃれだったで賞

2018年5月18日に開催された、ヘンリー王子とメーガン妃のロイヤルウェディング。新時代を予感させる異例尽くしのウェディングだっただけに、ゲストの顔ぶれもキャサリン妃のときとは様変わりし、その装いもぐっとモダンに。そこで、フォーマルスペシャリストの嵯峨裕美子さんとともに、ゲストドレスを改めて徹底解説。フォーマルのルールを守りつつ、いちばんおしゃれだったのはだれ!?

「2011年のキャサリン妃の結婚式のときに比べ、ゲストの着こなしもぐっとモダンになった印象ですね」と語る、フォーマルスペシャリストの嵯峨さん。「キャサリン妃の婚礼がウェストミンスター寺院だったのに対し、メーガン妃はロンドンから34km西に離れたウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂という、少しのどかなイメージ。どちらも昼のフォーマルスタイルですが、より堅すぎずモダンで、自由な雰囲気が漂っていました。キャサリン妃のときのゲストは王室関係者や貴族が大半を占めていましたが、今回は女優やモデルなど、メーガン妃にゆかりのあるハリウッド系のゲストも多数。そのため、クラシカルなフォーマルルックというより、リベラルで新解釈を加えたフォーマルルックが多かった印象 です」

フォーマルが多様化しているとはいえ、ここはロイヤルフォーマルなので、守るべきルールやしきたりもとにかく厳格。「今回は昼の式典なので、デコルテが開き過ぎているデザインやノースリーブは基本的にNG 。また、床につくくらいのフルレングスもふさわしくありません。大ぶりすぎるジュエリーやキラキラした素材のクラッチバッグも避けたほうが無難 です。シューズはつま先とかかとがあるデザインが鉄則 。サンダルのゲストも数人いらっしゃいましたが、格式高いロイヤルウェディングでは悪目立ちしてしまいます」

今回の結婚式がリベラルとはいえ、舞台はイギリス王室の王子の結婚式。「やはり、ここで見たいのはイギリス王室らしい王道のフォーマル。ハリウッドがいかに王道に近づけるか、そして自分らしさとトレンドをどう取り入れるかがポイント です」

>次ページから、フォーマルとおしゃれのバランスがとれた、納得の着こなしを徹底解説!

photo: GETTY IMAGES

  • 嵯峨裕美子/YUMIKO SAGA
    エコール ド プロトコール モナコ副学院長 / プロトコールマナー講師 / フォーマルスペシャリスト

    ヨーロッパ各国の舞踏会に出席・精通し、モナコ在住の代表によるプロトコールマナースクール「エコール ド プロトコール モナコ」の副学院長でプロトコールマナー認定講師、自身が主宰するパーソナルコーディネートサロン「PARIS16区」のパーソナルスタイリストとして活躍。モナコ公室主宰の舞踏会主席者のコーディネートをはじめ、企業経営者や著名人のパーソナルプロデュースから企業イメージコンサルティングまで幅広く手がける。

    エコール ド プロトコール モナコ HP : http://www.protocole.jp
    Blog : https://ameblo.jp/protocole/ https://blogs.25ans.jp/elegant_yumikosaga/

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