エディターズPICK 2017/8/13(日)
FROM ELLE WORLD

ファッショニスタが、デニムを冷凍庫に入れる理由とは?

縮んだり、色落ちしたり、型崩れすることなく、お気に入りのデニムを長くはき続けたいけれど、洗濯するたびに変化してしまうもの。しかし数年前から、デニム愛好家たちの間では革命的とも呼べる“凍らせる”トレンドが起きているよう。嘘か真実か、にわかには信じ難いこのトレンドを検証! 仏版「エル」より。

photo: GETTY IMAGES

2年前に「リーバイ・ストラウス」社のCEOであるアメリカ人のチップ・バーグ氏によって、画期的なデニムの洗い方が発表され、ファッショニスタの間で新たな話題となっている。エコロジーに非常に熱心なチップ・バーグ氏は雑誌『フォーチュン(Fortune)』主催のカンファレンスで、デニム愛好家にデニムを冷凍庫に入れるよう助言したのだ。そう、ピザと魚の間に隙間を作って。
 
彼によると、この方法には色落ちや、熱による繊維の変形からデニムを守るというメリットがあるそう。デニムを裏返しにして、プラスチックの袋に折りたたんで入れ、平らになるように箱などの下に入れておく。そうすれば洗濯機に入れなくとも、バクテリアは除去できると語った。水と洗剤を使うことなく、臭いのない清潔なデニムになるなんて、夢のような話! 果たして、その真偽のほどは?
 
万人に受けるとは限らないけれど、もし本当なら簡単で素晴らしい選択肢。しかし、数多くのアメリカ人研究者は、実際には寒さでバクテリアは除去できないと述べており、むしろそれらを保存するために研究所では使われていることが確認されているそう。
 
たとえ繊維の変形を守れたとしても、バクテリアを完全に除去するのは難しいというのが真実のよう。洗剤を使わずに洗うべきという環境保護メッセージは無視できないけれど、一切洗濯機を使わないわけにはいかないのが現実。「目に見えないバクテリアは気にしない、それよりもデニムの変形を回避したい!」という人は、今すぐ冷凍庫にデニムのスペースを確保してあげて。

translation: ELIE INOUE

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