「メゾン ミシェル」新ディレクターが指南! いまどきモードな帽子のかぶり方
1936年パリで創業した老舗帽子ブランド「メゾン ミシェル」。名だたるモードブランドから信頼を集め、1997年より「シャネル」傘下に。数々のクチュールを支えながら、オリジナルのハットも人気のブランドで、新しく辣腕をふるっているのがクリエイティブ ディレクターのプリシラ・ロイヤー。注目ブランド「ピエス ダナルシヴ」も手掛ける彼女が、「メゾン ミシェル」のアトリエで旬のストリートクチュールな帽子コーデをお披露目!
「子供のころから変身願望が強かった」というプリシラは、4人姉妹の3番目。洋服好きな母親の好みから、姉妹揃って同じ格好をして育てられたことが、今の彼女のキャリアに役立っているそう。
「洋服はみんな同じだったから、髪型や小物で自分らしさを出していたの。なかでも帽子はお気に入りだった! コーディネートの最後に加えるだけで、スタイルをエレガントにしたり、リラックスなムードを醸してくれるから、キーアイテムになりうると思うの」
80年続くメゾンのクリエイティブディレクターに就任して1年。今の心境は?
「とても自由で流れるような気分なの。コレクションの準備はとても忙しいし、大変なことも多いけれど、やりがいや充実感を感じているわ。伝統に培われたメゾンのディレクターという重責だけれど、肩の力を抜いて自然にやっていくのが私のスタイル。帽子は少しだけ後ろに被るのが今の気分ね(笑)」
毎日のコーディネートはパリジェンヌらしいスタイルがお好みだそう。
「朝起きた気分で、ささっと選んで、ささっと身支度する。デニムにスニーカーの時もあるし、ヒールの高いシューズの日もある。コントラストを楽しむのが好きなの。帽子を被らない日もあるけれど、バッグにはキャスケットを入れていたり、リボン付きのへアアクセやチョーカーで、変化を楽しんでいるわ」
日常のあらゆることにインスピレーションを受けているというプリシラ。
「アイデアはいろいろなところにあるので、日常の出来事などささいなことから触発されるのが、面白いわ。だからこそ、自然体で自分らしくいることがいいデザインに通じると思う」
肩肘はらないエフォートレスなムードが魅力の新生「メゾン ミシェル」。インスタグラムでは、プリシラらしい抜け感漂うスタイルサンプルが続々とUPされている。秋冬ファッションに取り入れたいモードな帽子を「メゾン ミシェル」で探してみて。
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PROFILE: Priscilla Royer/プリシラ・ロイヤー
パリのファッションスクール「スタジオ・ベルソー」卒業後、ロンドンで「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のアトリエでデザイナーとしてのキャリアをスタート。2012年春夏コレクションから、姉のデボラ・ロイヤーと共に「Piece d'Anarchive(ピエス・ダナルシヴ)」をスタート。2015年秋冬より「メゾン・ミシェル」のクリエイティブ ディレクターに就任。
photo: YUSUKE KINAKA coordinate: HIROKO SUZUKI
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メゾン ミシェル
https://www.michel-paris.com/
@maisonmichel(日本ではセレクトショップやECサイトで一部取り扱いあり)