「ディオール」2017春夏オートクチュール、マリア・グラツィアが放つ“秘密の庭”がすごい!
マリア・グラツィア・キウリが率いる新生「ディオール」が、2017年1月23日にパリ・ロダン美術館にて2017春夏オートクチュールショーを発表。各界から称賛を浴びたファンタジックな演出と圧巻のクチュールドレスの舞台裏を紹介。
パリのロダン美術館に、突如出現したシークレットガーデン。「『ディオール』の世界を冒険することは、迷宮に足を踏み入れたようなもの」と語るアーティスティックディレクターのマリア・グラツィア・キウリが、初オートクチュールコレクションとなるコレクションのコンセプトに選んだのが、迷宮(ラビリンス)だ。迷宮の先に現れた“秘密の庭”を表現するために、なんと設営に3週間もの日数がかかったそう。約1,000平方メートルもの草苔を敷き詰め、400,000本以上ものツゲの木を運び込んだりと、壮大なスケールの装飾は圧巻。
設営からショー、パーティ、解体までの一部始終をタイムラプスでチェック!
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もちろん、ルックもクチュールの粋を結集した見事なドレスばかり。ファーストルックは、メゾンの原点でもある“バー”ジャケットを分解、再構築したケープ。さながら、“秘密の庭”に迷い込んだおとぎ話の登場人物のよう。
「女性に次いで、花々は崇高な創造物。繊細で魅力的だけれど、丁寧に扱わなければいけません」とクチュリエが語るように、パウダリーカラーのオーガンジーが層になり、その中に花の装飾が包み込まれているドレスも圧巻のクオリティ。
ほかにも、ホロスコープの刺しゅうや、鬼才スティーブン・ジョーンズが手掛けたヘッドピースやマスクが、幻想的なファンタジーの世界に観客を誘った。
その日の夜は、キウリがフィナーレのために用意した盛大なグランバル(舞踏会)が。ユニコーンに扮した馬や、仮面をつけたカーニバル風のバトラーが出迎えるなか、仮面をつけて気持ち的にも解放されたセレブたち大集結。ジジ・ハディッドやソコ、A$AP ロッキーらが、パリの真ん中に出現した“おとぎ話の世界”を存分に楽しんだ。
ますますファンを増やし続ける、マリア・グラツィア手掛ける新生「ディオール」。2017年のアワードシーズンのレッドカーペットでは、「ディオール」のドレスを数多く見ることができそうだ。3月に開催される2017-18秋冬コレクションも期待大!
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問い合わせ先/クリスチャン ディオール 0120-02-1947
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