シンプルなのにカッコいい! パリジェンヌ流“チープ・シック”7DAYSコーデ
“ベーシックを土台に自分流のスタイルを築く”、そんなおしゃれの真髄に焦点を当てたチープ・シック特集もついに最終ラウンドへ。ここでは、チープ・シックのプロといっても過言ではないパリジェンヌ、ルイーズ・ダマスにクローズアップ。ジェーン・バーキンの再来とも言われる“it”ガール、ジャンヌ・ダマスを妹に持ち、自身も人気アクセサリーブランドのデザイナーとして注目を集める彼女は、一体どんなスピリットをもって日々のおしゃれを実践しているのか――その秘訣を徹底取材!
ルイーズ流“チープ・シック”の極意とは?
「ファッションのお手本にしているのは、いつもフェミニンでおしゃれなママンやジャンヌといった身近な人。家族内でも洋服やアクセサリーの貸し借りをしていて、世代を超えて受け継げるからひとつのアイテムを長く着られるの。私が大切にしているのは、そのなかでも着たときに自分を美しく見せてくれるシルエットかどうか。そして、上質な肌触りでいつでも心地よくいられるアイテムを厳選すること。ワードローブをむやみに何枚も増やすのではなくて、“これさえ着ていれば絶対に女性らしく素敵でいられる!”と、見た目と気持ちを底上げしてくれるものを常に着るようにしています。例えば、母から受け継いだルーズなシルエットのミディアム丈トレンチコートなら軽やかでエレガントになれるし、華奢なゴールドのアクセサリーは肌に馴染んで表情や肌をきれいに見せてくれる、といった風にね。
トレンドやブランド、目新しいものに左右されずに、ベーシックでもエスプリを利かせて、“定番を究極に仕上げる“。着慣れているのに自分を内側からもクラスアップさせてくれる、それこそがチープ・シックだと思います」
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Photo: YUSUKE KINAKA Coordination&Text: SHOKO SAKAI
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ルイーズ・ダマス/Louise Damas @louisedamas
アクセサリーデザイナー。モデルで大人気ブロガーの妹、ジャンヌ・ダマスとともにパリの下町11区で生まれ育った、現在26歳のパリジェンヌ。学生時代に自分のために作っていたアクセサリーが友だちの間で評判となり、2012年、正式にアクセサリーブランド「Louise Damas」をローンチ。10区にアトリエ兼ブティックをオープンし、現在パリ・モード界で注目を集める話題のファッショニスタ。ルイーズのジュエリーは日本では「maddie」(@maddie_jp)で購入可能。