エディターズPICK 2015/11/25(水)
早耳調査隊が行く!

【vol.1】大統領の消された妹:アメリカのファッション史を築いたケネディ家の女たちの光と影

ジャクリーン・ケネディ・オナシス、その妹のリー・ラジウィル、ジョン・F・ケネディJrに嫁いだキャロリン・ベセット・ケネディ。ファッション・アイコンとして今もなお絶大な人気を誇り、現在も影響を与えているケネディ家の女性たち。でもその陰で人知れず存在を葬られた長女がいた……。華麗なる一族に隠された悲劇の長女、ローズ・マリーの人生が最新の資料に基づき1冊の本「ROSEMARY The Hidden Kennedy Daughter」として出版されたばかりの今、ケネディ家の女性たちのパワーを振りかえれば、その分だけ強かった影の部分も見えてくるはず。初回は大統領の妻、ジャクリーンの物語。

写真左より 長男ジョン・F・ケネディ・Jr(John F Kennedy Jr.)、ジャクリーン・ケネディ・オナシス(Jacqueline Kennedy Onassis)、長女キャロライン(Caroline Kennedy)

1963年、またも悲劇が襲いかかる。ジャクリーンは次男パトリックを早産し、2日後に亡くしてしまう。大統領は打ちひしがれ、通算3人の子供を失った悲しみから立ち直れなかった。
 
その夏、憔悴していたジャクリーンを実妹リー・ラジウィルがアリストテレス・オナシス有するクリスティーナ号に招待し、ギリシャへ。その後、マラケシュを返礼訪問した彼女は夫のもとに戻った。この悲劇は皮肉にも冷え切った夫婦関係を再び結びつけることになったが、その直後、あの運命の事件の日が訪れる。

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Photo:GETTY IMAGES Text:Ryoko Tsukada

  • (参考文献)
    ローレンス・リーマー「ケネディ家の女たち」
    Edward Klien 「Just Jackie : Her Private Years」 
    ネリー・ブライ「ケネディ家の悪夢 セックスとスキャンダルにまみれた3世代の男たち」 
    クリント・ヒル「ミセス・ケネディ 私だけが知る大統領夫人の素顔」

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